IPPプリンタとは、同じネットワーク上で別のLinuxシステムへ接続されたCUPSを実行している プリンタ、又は、別のオペレーティングシステム上でIPPを使用するように設定されたプリンタ です。デフォルト設定で、プリンタ設定ツールは共有のIPPプリンタを 探してネットワークを閲覧します。(このオプションは、プルダウンメニューから操作 => 共有と選択して行き、変更することが出来ます)。ネットワーク上の IPPプリンタはいずれもメインウィンドウに、検索したプリンタとして表示されます。
プリンタサーバー上にファイアウォールを設定している場合、これは受信UDPポート631で 接続を送信と受信できる必要があります。クライアント(印刷要求を送信するコンピュータ)上に ファイアウォールを設定している場合、ポート631で接続の送信と受け付けを許可される必要が あります。
自動の閲覧機能を無効にしている場合でも、メインのプリンタ設定ツール ウィンドウで新規ボタンをクリックすることによりネットワーク上のIPP プリンタを追加することができ、図27-2の中にあるウィンドウを 表示します。進むボタンをクリックして続けます。
図27-3の画面で示してあるように、プリンタ名の テキストフィールドにプリンタ用の独特の名前を入力します。プリンタ名は空白を含むことができず、 文字で始まる必要があります。 プリンタ名は文字、数字、ハイフン(-)、下線(_)を含むことが出来ます。 オプションとして、空白を含むことができるプリンタ用の短い説明を入力します。
進むボタンをクリックした後に、図27-5が 表示されます。プリンタタイプの選択からネットワーク上のCUPS (IPP)を選択します。
次のオプションを持つテキストフィールドが表示されます:
サーバー — プリンタが接続されているリモートマシンの ホスト名、又はIPアドレス。
パス — リモートマシン上の印刷キューへのパス。
進むボタンをクリックして続けます。
次のステップでプリンタのタイプを選択します。項27.7まで進んで続けて下さい。
重要 | |
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ネットワーク上のIPPプリンタサーバーはローカルシステムからの接続を許可する 必要があります。詳細は項27.13で御覧下さい。 |