警告 | |
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使用中のデバイス上ではパーティションの作成をしないで下さい。 |
パーティションを作成する前に、レスキューモードで起動します。(或は、デバイス上の どのパーティションもアンマウントして、デバイス上のすべてのスワップ領域を止めます)
partedをスタートします。ここで、 /dev/hdaは パーティションを作成するデバイス名です。
parted /dev/hda |
現在のパーティションテーブルを表示して、十分な空き領域があるかどうか 判定します。
十分な空き領域がない場合、既存のパーティションのサイズを変更することができます。 詳細については、項5.4を参照して下さい。
パーティションテーブルから新規パーティションの開始点と終了点、及び パーティションタイプを決定します。1つのデバイス上ではプライマリパーティション (基本区画)は4つまでしか作れません。(拡張パーティションがない場合)。 4つ以上のパーティションが必要な場合は、3つのプライマリと1つの拡張 パーティションを構築し、拡張の中に複数の論理パーティションを含むことが 出来ます。ディスクパーティションの概要については、Red Hat Linux インストールガイド内の 付録にあるディスクパーティションの概要を参照して下さい。
例えば、ハードディスク上の1024メガバイトから2048メガバイトまでを ext3ファイルシステムでプライマリパーティションにするには、次のコマンドを タイプします。
mkpart primary ext3 1024 2048 |
ヒント | |
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代わりにmkpartfsコマンドを使用すると、パーティションが作成 された後にファイルシステムが作成されます。しかしpartedでは ext3ファイルシステムの作成はサポートしていません。ext3ファイルシステムを作成 したい場合は、mkpartを使用し、さらに後で説明があるように mkfsコマンドでファイルシステムを作成します。 mkpartfsはファイルシステムのタイプlinux-swap用には 対応します。 |
変更は
パーティションを作成した後で、printコマンドを使用して パーティションテーブルの中で 正しいパーティションタイプ、ファイルシステムタイプ、 及び、サイズになっていることを確認します。またラベルを付けることが出来るように 新規パーティションのマイナー番号も記録しておきます。さらに以下の出力も表示すべきです。
cat /proc/partitions |
これでカーネルが新規パーティションを認識することが確実になります。
パーティションはまだ、ファイルシステムを持っていません。以下のようにして ファイルシステムを作成します:
/sbin/mkfs -t ext3 /dev/hdb3 |
警告 | |
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パーティションをフォーマットすると、パーティション上に存在するすべてのデータが 永久に消滅します。 |
次に、パーティションにラベルを与えます。例えば、新規パーティションが /dev/hda3で、/workと ラベルを付けたい場合は、次のようにします:
e2label /dev/hda3 /work |
デフォルトで、Red Hat Linux インストールプログラムは、ユニークで間違いのない様に パーティションのマウントポイントをラベルとして使用します。しかしユーザーの 好みのラベルを使うことが出来ます。
rootとして、/etc/fstabファイルを編集して新規パーティションを 含む様にします。新しい行は以下に似た状態になります。
LABEL=/work /work ext3 defaults 1 2 |
1番目の列ではLABEL=に続いて、パーティションに 付けたラベル名が来ます。2番目の列では新規パーティションのマウントポイント、 次の列がファイルシステムタイプ(例えばext3 や swap)となります。フォーマットについて もっと情報が必要な場合は、コマンドman fstabをタイプして そのmanページを御覧下さい。
4番目の列には、defaultsという言葉があります。 このパーティションはブート時にマウントされます。パーティションを再起動せずに マウントするには、rootとして次のコマンドをタイプします:
mount /work |