%packagesコマンドを使用して、インストール したいパッケージの一覧表示をするキックスタートファイルセクション を開始します(これはインストール専用です。アップグレードの際の パッケージ選択はサポートされていません)。
パッケージは、グループまたは、個別のパッケージ名で指定する ことができます。インストールプログラムは、関連するパッケージを グループ化したいくつかのグループを定義しています。 グループ一覧についてはRed Hat Linux CD-ROMの1枚目にある RedHat/base/comps.xmlを参照してください。それぞれの グループが id、使用レベルの値、名前、説明、及びパッケージ一覧 を持ちます。パッケージ一覧の中の分類では、mandatory(必須)と印 があるものはグループが選択された場合には常にインストールされ、 default(デフォルト)と印があるものはグループが選択された場合に デフォルトで選択されており、optional(オプション)と印がある ものは、グループが選択された場合でも、さらに指定される 必要があるものです。
ほとんどの場合、目的のグループを一覧にするだけで、個々の パッケージは一覧表示する必要はありません。Core とBaseグループは常にデフォルトで 選択されていることに注意してください。このため、 %packagesセクション内で指定する必要がありません。
次に%packagesの例を示します。
%packages @ X Window System @ GNOME Desktop Environment @ Graphical Internet @ Sound and Video galeon |
お判りのように、各グループは1行に1つずつ指定されており、 @記号から始まり、空白の次にcomps ファイル内のグループのフルネームがあります。個別の パッケージは追加の文字なしで指定します(上記の例の galeonの行は個別パッケージを示す)。
また、デフォルトのパッケージ一覧からインストールしない パッケージを指定することもできます。
@ Games and Entertainment -kdegames |
%packagesオプションには2つのオプションが あります。
一覧にしたパッケージをインストールして、 自動的にパッケージの依存関係を解決します。 このオプションが指定されずパッケージの 依存関係が存在した場合は、自動インストール が一時中断してユーザーに知らせます。例えば、
%packages --resolvedeps |
未解決の依存関係を無視して、一覧表示された中で 依存関係を持たないパッケージをインストールします。 例えば、
%packages --ignoredeps |
インストールプログラムが不足しているパッケージや グループがある度に、インストールを停止して インストールの中断または続行を確認する代わりに、 これら不足しているパッケージやグループを無視します。 例えば、
%packages --ignoremissing |
[1] | これは Red Hat Linux 9 に加えられた新しいオプションです。 |