DHCPクライアントを設定する最初のステップは、カーネルがネットワークカードを 認識することの確認です。ほとんどのカードはインストールのプロセス中に認識され システムはそのカード用に正しいモジュールを使用するように設定されます。 インストールの後でカードを取り込む場合、Kudzu [1] がそれを認識するはずで、対応するカーネルモジュールを設定するように要求して きます。以下のサイトで Red Hat Linuxハードウェア互換性リストを忘れずにチェックして下さい: http://hardware.redhat.com/hcl/。 どのカーネルモジュールをロードするか判っているのに、ネットワークカードがインストール プログラム、あるいはKudzuで設定できない場合は、 カーネルモジュールのロードについての詳細を第31章で 参照して下さい。
DHCPクライアントを手動で設定するには、/etc/sysconfig/networkファイルを修正して、/etc/sysconfig/network-scriptsディレクトリにある各ネットワークデバイスのネットワークと設定ファイルを有効にする必要があります。このディレクトリには、デバイスごとに設定ファイルifcfg-eth0(eth0はネットワークデバイス名)があります。
/etc/sysconfig/networkファイルには、次の行が必要です:
NETWORKING=yes |
このファイルにはより多くの情報が記述されている可能性がありますが、ブート時にネットワークを起動するには、NETWORKING変数をyesに設定する必要があります。
/etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0ファイルには、次の行が必要です:
DEVICE=eth0 BOOTPROTO=dhcp ONBOOT=yes |
DHCPを使用するよう設定するデバイスごとに設定ファイルが必要です。
DHCPクライアントの設定にグラフィカルインターフェイスを使用するには、第12章に記載されているネットワーク 管理 ツールの使用法を参照して、DHCPを使用するネットワークインターフェイスを設定してください。
[1] | Kudzu はシステムブート時に実行される ハードウェア検出ツールでどのハードウェアが追加、又は削除されたかを 判定します。 |