スレーブゾーン(別名セカンダリマスタ)を追加するには、[追加]ボタンをクリックし、[スレーブゾーン]を選択します。[ドメイン名]テキストエリアに、スレーブゾーンのドメイン名を入力します。
Figure 12-4に示すような新しいウィンドウが表示されます。このウィンドウには以下のオプションが表示されています。
名前—前のウィンドウで入力したドメイン名
マスターリスト—スレーブゾーンがデータを取得するネームサーバー。この値は有効なIPアドレスでなければなりません。テキストエリアに入力できるのは数字とドット(.)だけです。
ファイル名—/var/named内のDNSデータベースファイルのファイル名
Figure 12-4に示す設定では、/etc/named.conf内の以下のエントリを作成しています。
zone "slave.example.com" { type slave; file "slave.example.com.zone"; masters { 1.2.3.4; }; }; |
namedサービスによりマスタサーバーからゾーンデータがダウンロードされるとき、設定ファイル/var/named/slave.example.com.zoneが作成されます。
スレーブゾーンの設定が終了したら、Figure 12-1に示すように、[了解]をクリックしてメインウィンドウに戻ります。プルダウンメニューからファイル=>適用を選択して、/etc/named.conf設定ファイルに変更内容を書き込み、デーモンに設定ファイルを再読み込みさせます。