Red Hat Linuxシステムの使用及び設定に必要となる情報が 入手できるリソースがいくつかあります。 Red Hat Linuxドキュメントと一緒にマニュアルページ があり、重要なアプリケーション、ファイル; コンテクストに応じたメニュー別にアプリケーションに 関する情報を分割しているINFOページ; そして、グラフィカルアプリケーションのメインメニューバー に含まれる ヘルプファイルなどの使用を 詳細に記載しています。これらリソースのすべてはRed Hat Linuxシステム にインストールされているかあるいは簡単にインストールが できますので、ニーズに合ったドキュメントへのアクセス方法 を選ぶことができます。
アプリケーション、ユーティリティ、シェルプロンプトの コマンドは通常、対応するマニュアルページ(manページとも 呼ばれる)があり、ファイルや実行可能コマンドなどの 利用できるオプションとバリューを表示します。manページは、 ユーザーがいままで使用したことがなかったコマンドを扱う ときに重要となる関連情報についてのページを素早く調べること ができるように構成されています。
manページはmanコマンドと実行可能 コマンドの名前を入力してシェルプロンプトを介しアクセスすることが できます。例えば、lsコマンドについての manページにアクセスするには、次のように入力します。
man ls |
NAMEフィールドは 実行可能コマンドの名前とその動作機能についての簡単な説明を 表示します。SYNIPSIS フィールドは、公表されているオプションや実行可能コマンドが 対応する入力タイプ(フィールド、バリューなど)など 実行可能コマンドの一般的な使用を表示します。 DESCRIPTIONフィールドは、ファイルや 実行可能コマンドと関連する利用可能なオプションやバリューを表示 します。See Alsoは、関連 する用語、ファイル、プログラムを表示します。
manページを操作するには、
キーワードでmanページを検索するには、
manページの印刷は、早見表のバウンド形式などで、よく使う コマンドをアーカイブする実用的な方法です。使用できるプリンタ があり、Red Hat Linuxでの使用に設定(詳細は第8章 を参照)されているなら、シェルプロンプトで次のコマンドを入力 してmanページを印刷することができます。
man command| col -b | lpr |
上記の例は別々のコマンドをひとつの独特な機能に結合 します。man command は、command manページの コンテンツを印刷されるページに合うようフォーマットして colに出力させます。 lprコマンドはフォーマットされたコンテンツを プリンタに送信します。
Red Hat Linuxのボックスセットを使用している場合、時間を取って Red Hat LinuxドキュメントCDをお読みください。すべてのRed Hat Linuxマニュアルは このCDに入っています。HTML、RPM、PDF、圧縮tarball 形式(.tar.gz)での弊社 ドキュメントの個別ダウンロードは、 http://www.redhat.com/docs/で入手できます。 ユーザーアカウントでログインして、ドキュメントCDをCD-ROM ドライブに挿入すると自動的にパッケージ管理ツール が起動して、どのRed Hat Linuxドキュメントでも インストールできるようになります。指示に従って進み、 インストールしたいドキュメントを選択します。
目的のドキュメントパッケージをインストールした後は、 メインメニュー => ドキュメントをクリックすることで、いつでも アクセスできます。
Red Hatのwebサイト http://www.redhat.com/docsから個別のドキュメント RPMパッケージをダウンロードしている場合は、シェルプロンプト からこれらのマニュアルをインストールできます。シェルプロンプト を開き、コマンドラインで次の入力をします。
su |
rpm -ivh rhl-*.rpm |
特定のマニュアルだけをインストールするには、 rhl-*.rpmの部分をインストールしたい マニュアルのフルネームに入れ換えます。例えば、 Red Hat Linux 入門ガイド用のファイル名が rhl-gsg-en-9.noarch.rpmの ような場合、システムにRed Hat Linux 入門ガイドを インストールするには、次のように入力します。
rpm -ivh /mnt/cdrom/rhl-gsg-en-9.noarch.rpm |
ここで メインメニュー => ドキュメントと進み、読みたいマニュアルを 選択します。