Red Hat Linuxをシステムからアンインストール(削除)するためには、マスタブートレコード(MBR)からLILOの情報を削除する必要があります。
マシンのMBRからLILOを削除するための方法はいくつかあります。Red Hat Linuxを実行している場合は/sbin/liloコマンドを使用すれば、以前に保存しておいたバージョンのMBRに戻すことができます。
/sbin/lilo -u |
MS-DOS、Windows 9//it{x//}/NT/2000上からは、fdiskに、/mbrオプションを使用して新しくMBRを作成します(以下を参照)。これでMBRのみが書き直されて、通常のDOS/Windowsを起動するように、プライマリDOSパーティションがブートされるようになります。
fdisk /mbr |
Linuxをハードドディスクライブから削除する必要がある場合に、DOSのデフォルトのfdiskによって実行しようとすると、「パーティションは存在するのに正しく認識されない」という問題に突き当たることになります。非DOSパーティションを削除するための最適な方法は、DOS以外のパーティションを認識するツールを使用することです。
この作業は、インストールフロッピーディスクを使用し、boot:プロンプトに対してlinux expertと入力して行うことができます。
boot: linux expert |
インストール(アップグレードではなく)を選択して、ドライブのパーティション設定の画面が表示されたら、fdiskを選択します。fdiskでp(小文字)と入力してパーティション番号を表示しd(小文字)コマンドを使用してLinuxパーティションを削除します。変更内容に問題がない場合は、w(小文字)と入力して終了すると、変更がディスクに保存されます。必要な部分まで削除してしまった場合は、wを入力する前であれば、q(小文字)と入力すれば、変更は適用されません。
Linuxパーティションの削除が完了したら、Ctrl-Alt-Deleteキーを押し、インストールを続行せずにシステムを再起動できます。