最近のオペレーティングシステム(OS)は、ほぼすべてが ディスクパーティションを使用しています。Red Hat Linux も 例外ではありません。 Red Hat Linuxをインストールする時には、ディスク パーティションに関した作業をする必要がある場合があります。 もし、以前にディスクパーティションの操作をしたことがない場合 (又は、基本概念を復習したい場合)は先に進む前に、オフィシャル Red Hat Linux 参照ガイド の付録、ディスクパーティションの概要をお読み 下さい。
Red Hat Linuxと他のOSとを共用する場合、 Red Hat Linuxをインストールする ハードディスクドライブに十分な領域が空いていることを確認する必要があります。
Red Hat Linuxが使用する領域は、システムの中のすでにインストールされている Windows, OS/2, or 別のバージョンのLinuxなどの他のOSによって、 使用されている領域とは別のものでなければなりません。2つの パーティション(/ とスワップ)は Red Hat Linux専用に割り当てなければなりません。
インストールのプロセスを開始する前に、次の3つの条件のいずれかが 満たされる必要があります:
コンピュータに Red Hat Linuxをインストールする為の十分な パーティション未設定のディスク領域がある。
削除できるパーティションが1つ又は複数あり、そこに Red Hat Linuxのインストール用に開放できる十分なディスク容量がある。
ワークステーション-クラスのインストールでは、GNOME又は、KDEのインストールを 選択すると、1.2 GBの空き容量を必要とします。GNOMEとKDEの両方を選択 すると最低限、1.5 GBの空き容量を必要とします。
サーバ-クラスのインストールは、最小インストールで650 MBの容量が必要で、 全てのパッケージを選択すると1.2 GBの空き容量が必要です。
カスタム-クラスのインストールでは、最小限インストールで300 MBが必要で、 すべてのパッケージが選択された場合は、最低 2.4 GBの空き領域が必要です。
注意 | |
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自動パーティション設定を使用するには、十分な空き容量が必要です。 (1.2 GB 又はそれ以上);もし十分な空き容量がない場合は、 インストールの時点でこのオプションが表示されません。 |
この様な条件に合うかどうか不明であったり、あるいは Red Hat Linuxの インストール用にディスクへ空き領域を作成したい場合は、 オフィシャル Red Hat Linux 参照ガイド内の付録、「パーティション設定」 を御覧下さい。