Linuxconfには、4種類のユーザーインターフェイスがあります。
テキストベース — Red Hat Linuxのテキストモードのインストールと同じスタイルのユーザーインターフェイスを使用します。テキストベースのインターフェイスでは、Xを実行していない場合でも簡単にLinuxconfを使用することができます。Xを実行している場合には、仮想コンソールに切り替えてrootとしてログインし、linuxconfと入力すれば、テキストモードでLinuxconfを起動することができます。
テキストモード画面をナビゲートするには、Tabキーと矢印キー(↑、→、↓、←)を使用します。画面に表示される下向きの矢印(↓)は、その行の項目に関するプルダウンメニューが存在することを示しています。Ctrl-Xキーを押せば、プルダウンメニューが表示されます。
グラフィカルユーザーインターフェイス(GUI) —LinuxconfはX Window Systemを利用することができます。Red Hat Linuxには、gnome-linuxconfという名前のLinuxconf用GUIインターフェイスが含まれています。
本書では、gnome-linuxconfインターフェイスを使用してLinuxconf画面を示します。ただし、ここで示す指示に関して他のインターフェイスを使用したとしても問題は起こらないはずです。
Webベース — Webベースのインターフェイスを使用すると、リモートシステム管理が楽になります。Lynxテキストモードブラウザによって表示することもできます。
LinuxconfのWebインターフェイスを使用する場合は、ブラウザを使用することによってLinuxconfを実行するマシンのポート98(つまり、http:////your_machine:98/)に接続してください。
Webベースのインターフェイスを使用する前に、ブラウザを実行するマシンからの接続が可能となるようにLinuxconfを設定する必要があります。LinuxconfへのWebアクセスを有効にする方法については、本章のthe section called LinuxconfへのWebベースのアクセスを参照してください。
コマンドライン —Linuxconfのコマンドラインモードは、スクリプトに記述されたシステムの設定を操作する場合に便利です。
Linuxconfは、環境変数DISPLAYの値にしたがって、キャラクタセルモードまたはXモードで起動します。Linuxconfの初回実行時には、紹介メッセージが表示されます。このメッセージは一度しか表示されませんが、メイン画面からヘルプにアクセスすれば、同じ基本情報が表示されます。
Linuxconfには、コンテキストに固有のヘルプが含まれています。Linuxconfの特定の側面に関する情報については、ヘルプを参照したい画面で[Help]を選択します。現時点では、すべてのヘルプ画面が完成していないことに注意してください。ヘルプ画面は更新されるため、未完成部分はLinuxconfの後続バージョンに組み込まれることになります。