注意 | |
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アカウントと関連するファイルを保持するためのオプションはいくつかありますが、削除したファイルは失われるので効果的に復元することはできません。したがってこのオプションを使用する際には注意してください。 |
アカウントを削除するには、以下のようにします。
Linuxconfのツリーウィンドウの[Config]タブで、Users accounts=>Normal=>User accountsを選択します。
[User accounts]画面(Figure 14-4を参照)で、削除するアカウントを選択します。
[User information]画面の下部で、[Del]ボタンをクリックします。
削除に関するオプションの一覧が表示されます。
デフォルトのオプションは、アカウントのデータをアーカイブするArchive the account's dataです。アーカイブオプションには以下の効果があります。
ユーザーをユーザーアカウント一覧から削除する。
ユーザーのホームディレクトリに含まれる情報をすべて取り出して、アーカイブし(tar圧縮とgzip圧縮を使用)、/default_home_directory/oldaccountsディレクトリに保存する。useraccountという名前のアカウントの場合、ファイル名は次のようになります。
useraccount -2000-01-10-497.tar.gz |
日付はいつアカウントが削除されたのかを示し、その後ろの数字は実際の削除処理を実行したプロセスのIDを表します。oldaccountsディレクトリは、最初にこのオプションでユーザーアカウントを削除したときに自動的に作成され、すべてのユーザーディレクトリと同じ場所に格納されます。
[Delete the account's data]を選択すると、以下のようになります。
ユーザーはユーザーアカウント一覧から削除されます。
ユーザーのホームディレクトリと、その内容がすべて削除されます。
注意 | |
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どのオプションでユーザーを削除しても、ユーザーのホームディレクトリ以外にある、そのユーザーが所有者だったファイルは残されます。ファイルの所有者は、削除されたアカウントのユーザーID(UID)となります。新しいアカウントを作成し、削除されたアカウントのUIDをそのアカウントに対して明示的に割り当てると、そのアカウントが残っているファイルの所有者となります。 |
[Leave the account's data in place]を選択すると、以下のようになります。
ユーザーはユーザーアカウント一覧から削除されます。
ユーザーのホームディレクトリ(そのすべてのファイル)は残されます。
注意 | |
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どのオプションでユーザーを削除しても、ユーザーのホームディレクトリ以外にある、そのユーザーが所有者だったファイルは残されます。ファイルの所有者は、削除されたアカウントのユーザーID(UID)となります。新しいアカウントを作成し、削除されたアカウントのUIDをそのアカウントに対して明示的に割り当てると、そのアカウントが残っているファイルの所有者となります。 |