マネジメント HTTPサーバの初期化

マネジメント HTTPサーバを使用する製品をインストールして設定した後、マネジメント HTTPサーバを最初に実行した時に起きることがいくつかあります。マネジメント HTTPサーバは、初期化時にプライベート キーとこれに対応する自己署名のbase64暗号化証明書を作成します。これは、マネジメント HTTPサーバを起動するごとに行われるわけではなく、最初に実行したときにだけ行われます。この証明書は、base64暗号化PEMファイルです。この証明書は、ファイル システム上に\compaq\wbem\cert.pemとして保存されます。\Compaq\wbemサブディレクトリにはプライベート キーも含まれ、このキーを保護するために、このサブディレクトリは、ファイル システムが許可した場合に、システム管理者だけがアクセスできます。プライベート キーのセキュリティ上の理由から、マネジメント HTTPサーバはNTFSシステム上で実行することを強くおすすめします。

Windowsオペレーティング システムの場合、システム管理者だけがプライベート キーを使ってファイルにアクセスできうように、\compaq\wbemサブディレクトリは、NTFSファイル システム上にある必要があります。

何らかの理由で、プライベート キーが安全でないと考えられるようになり、新しいプライベート キーと証明書を発行しなければならない場合、システム管理者は\compaq\wbem\cert.pemファイルを削除して、サーバを再起動することができます。これにより、マネジメント HTTPサーバは、新しい証明書とプライベート キーを作成できます。

関連項目

インストール要件と最小要件