名称
mxtask - Systems Insight Manager のタスクの表示、実行、削除、作成、ま
たはタスクの所有権の変更
構文
mxtask
mxtask -lt
mxtask -ld taskname
mxtask -lf taskname [-b encoding]
mxtask -r taskname
mxtask -e taskname
mxtask -o taskname taskowner
mxtask -c taskname -q queryname -t toolname -w schedule
[-A toolparms | -f toolparmsfile ] [-o taskowner ]
[-i timefiltername ]
mxtask -cf taskxmlfile
mxtask -h
説明
Systems Insight Manager ユーザは mxtask コマンドを使用して、すべてのタ
スクの表示、特定のタスクの詳細の表示、タスク パラメータの xml 形式での
表示、タスクの実行、タスクの削除、特定のタスクの所有権の変更、コマンド
ラインからのタスクの作成、外部 xml ファイルからのタスクの作成を行うこ
とができます。
このコマンドの 1 番目と 2 番目 (-lt) の構文形式では、現在レポジトリに
登録されている Systems Insight Manager のすべてのタスクの主要な属性を
表形式で表示できます。タスク名、関連付けられているクエリ名、関連付けら
れているツール名、タスク タイプとそれに関連付けられているスケジュール
データが表示されます。
このコマンドの 3 番目の構文形式 (-ld) では、指定したタスクの詳細を表示
できます。タスク名、ツール名、クエリ名、タスクの所有者、タスクが最後に
実行された時刻、タスクが次に実行される時刻、タスク情報が最後に変更され
た時刻、タスクのタイプが表示されます。また、指定したツールに関連付けさ
れうるツール ユーザ パラメータ (xml 形式) があれば、それらも表示されま
す。
このコマンドの 4 番目の構文形式 (-lf) では、指定したタスクをタスク固有
の xml 形式で表示できます。このコマンドの出力は標準出力 (stdout) に書
き込まれます。外部ファイルに ('>' により) リダイレクトすることもできま
す。リダイレクトしたファイルを変更すれば、(-cf) コマンドで新しいタスク
を作成するときに xml 入力ファイルとして使用できます。タスク固有の xml
形式の詳細は、 mxtask(4) マンページを参照してください。オプションで
XML ファイルの文字エンコードを指定できます。文字エンコードの値は、有効
な文字エンコードと一致していなければなりません。エンコードを指定しない
場合は、システムは現在指定されている所定のエンコードでファイルの書き込
みを試みます。有効な文字エンコードの一覧は、次の Web サイトにありま
す。
http://www.iana.org/assignments/character-sets
このコマンドの 5 番目の構文形式 (-r) では、指定したタスクを削除できま
す。タスクはすぐに削除されます。ユーザは削除する既存のタスクの名前を指
定する必要があります。また、このタスクを削除する権限がなければなりませ
ん (mxauth(1M) を参照)。
このコマンドの 6 番目の構文形式 (-e) では、指定したタスクを実行できま
す。タスクはすぐに実行されます。ユーザは実行する既存のタスクの名前を指
定する必要があります。また、関連付けられているクエリがターゲットとする
管理対象システムに対し、このタスクを実行する権限がなければなりません
(mxauth(1M) を参照)。
このコマンドの 7 番目の構文形式 (-o) では、指定したタスクの所有権を変
更できます。ユーザは実行する既存のタスクの名前と新しい所有者を指定する
必要があります。また、タスクの所有権を変更する権限がなければなりません
(mxauth(1M) を参照)。
このコマンドの 8 番目の構文形式 (-c) では、新しいタスクを作成できま
す。新しいタスクに関する情報はコマンド ラインで直接指定します。新しい
タスクを作成するには、完全な権限を持つユーザである必要があります。
このコマンドの 9 番目の構文形式 (-cf) では、新しいタスクを作成できま
す。新しいタスクに関する情報はタスク固有の XML 定義外部ファイルで指定
します。新しいタスクを作成するには、完全な権限を持つユーザである必要が
あります。タスク固有の xml 形式の詳細は、 mxtask(4) マンページを参照し
てください。
オプション
mxtask には、以下のオプションがあります。
-l t 登録されている Systems Insight Manager タスクすべ
てを、関連付けられている属性と一緒に表形式で表示し
ます。
-l d taskname 指定した単一の Systems Insight Manager タスクの詳
細な属性リストを表示します。
-l f taskname 指定した Systems Insight Manager タスクを xml ファ
イル形式で表示します (この出力はファイルにリダイレ
クトでき、あとで新しいタスクを作成するときの -f オ
プションへの入力として使用できます)。
-r taskname 指定した Systems Insight Manager タスクをすぐに削
除します。
-e taskname 指定した Systems Insight Manager タスクをすぐに実
行します。
-o taskname taskowner
指定した Systems Insight Manager タスクを、指定し
た新しい所有者に割り当てます。
-c taskname 新しい Systems Insight Manager タスクを作成しま
す。必要なすべてのタスク設定情報を、コマンド ライ
ンで直接このコマンドの後ろに指定する必要がありま
す。必要な追加オプションとして、-q、-t、-w、(-A |
-f) があります。
-cf taskxmlfile
新しい Systems Insight Manager タスクを作成しま
す。必要なすべてのタスク設定情報を、事前に xml 形
式で定義されたタスク固有のデータを含む外部ファイル
で指定する必要があります。タスク固有の xml 形式の
詳細は、 mxtask(4) マンページを参照してください。
-h mxtask 用の拡張ヘルプを表示します。
-q queryname 既存の Systems Insight Manager クエリの名前を指定
するオプションです。
-w scheduleinfo
タスクのスケジュール データを指定するオプションで
す。'scheduleinfo' はスケジュール データを定義する
パラメータ文字列です。この文字列の形式の詳細は後述
します。
-t toolname 既存の Systems Insight Manager ツールの名前を指定
するオプションです。コマンド ラインからタスクを作
成するときに (-t) オプションを使用してツールを指定
する場合、指定したツールに追加のユーザ パラメータ
が必要である場合は、以降に示す 2 つのオプションの
いずれかも指定する必要があることに注意してくださ
い。指定したツールに追加のユーザ パラメータが必要
でない場合は、2 つのオプション (-A | -f) のいずれ
も必要ありません。
-A toolparms 指定したツールがユーザ パラメータを必要とする場合
にそのパラメータ データを指定するために使用でき
る、タスク作成 (-c) コマンドに必要な 2 つのオプ
ションのうちの 1 つです (ユーザ パラメータを指定す
るもう 1 つのオプション (-f) では、ユーザ パラメー
タ データを xml 形式の外部ファイルで与えます。次項
を参照)。コマンド ラインで (-A) オプションに指定す
るツール パラメータ文字列は、二重引用符で囲む必要
があります。また、ツール パラメータ データ内に、埋
め込みの二重引用符を持つ xml データがある場合、そ
れぞれの二重引用符文字の前にバックスラッシュ エス
ケープ文字を置く必要があります。
-f toolparmsfile
指定したツールがユーザ パラメータを必要とする場合
にそのパラメータ データを指定するために使用でき
る、タスク作成 (-c) コマンドに必要な 2 つのオプ
ションのうちの 1 つです (ユーザ パラメータを指定す
るもう 1 つのオプション (-A) では、パラメータをコ
マンド ラインで直接指定します。前項を参照)。(-f)
オプションのツール パラメータは、適切な xml 形式の
ツール パラメータを含む指定の外部ファイルで提供さ
れます。
-o taskowner タスク作成 (-c) コマンドと一緒に使用できる省略可能
なオプションであり、作成する新しいタスクのタスク所
有者を指定します。所有者を指定しない場合、現在のロ
グイン ユーザがタスク所有者として割り当てられま
す。
-i timefiltername
タスク作成 (-c) コマンドと一緒に使用できる省略可能
なオプションであり、作成する新しいタスクに既存の時
間フィルタを関連付けることを指定します。時間フィル
タ名を指定しない場合、新しいタスクは時間フィルタと
の関連付けのない状態で作成されます。
-b encoding -lf オプションと一緒に使用する場合は、XML ファイル
の文字エンコードを指定します。
'schedule' パラメータ文字列の形式
(-c) オプションを使用して直接コマンド ラインで新しいタスクを作成すると
き、タスク タイプ/スケジュール情報を、パラメータを表現するデータ文字列
として (-w) オプション文字の後ろに指定する必要があります。このパラメー
タ文字列の形式および有効な割り当て値を、以下で説明します。
スケジュールのパラメータ文字列は一般に以下のような形式であり、先頭の文
字は必ず 'T' (type) とします。パラメータ文字列にはスペースを含めないで
ください。また、パラメータの区切りとしてのピリオド文字の使い方にも注意
してください。
-w T<tasktype>.I<intervaltype>.P<periodic>.D<day|date>.M<time>
'T' パラメータはタスク タイプを示し、すべてのタイプ/スケジュール パラ
メータ文字列に必要です。<tasktype> の有効な値は、"add"、"remove"、
"manual"、"schedule" です。これらタスク タイプ値によって、タスクの実行
をトリガする要因のタイプが決まります。
Tadd - タスクは、システムまたはイベントがリスト条件を満たすときに実行
されます。
Tremove - タスクは、システムまたはイベントがリスト条件を満たさなくなっ
たときに実行されます。
Tmanual - タスクは、手動で起動されたときにのみ実行されます。
Tschedule - タスクは、定期的/日付/時刻スケジュールに基づいて実行されま
す。
'I' パラメータは間隔タイプを示し、'T' タスク タイプの値が "schedule"
である場合にのみ必要です。<intervaltype> の有効な値は、"minutes"、
"hours"、"days"、"weeks"、"months"、"daily"、"runonce" です。
Tschedule.Iminutes - タスクは x 分ごとに実行されます。
Tschedule.Ihours - タスクは x 時間ごとに実行されます。
Tschedule.Iweeks - タスクは x 週間ごとに指定の曜日/時刻に実行されま
す。
Tschedule.Imonths - タスクは x 箇月ごとに指定の日付/時刻に実行されま
す。
Tschedule.Idaily - タスクは 1 日に 1 回、指定の時刻に実行されます。
Tschedule.Irunonce - タスクは 1 回、指定の日付/時刻に実行されます。
'P' パラメータは定期的な間隔 (タスクが実行される頻度) を示し、'T' タス
ク タイプの値が "schedule" である場合にのみ必要です。<periodic> の有効
な値 (n) はゼロより大きい任意の数値です。
Tschedule.Iminutes.Pn
'D' パラメータは曜日または日付の値を示し、'T' タスク タイプの値が
"schedule" であり 'I' 間隔タイプが "weeks"、"months"、"runonce" のいず
れかである場合にのみ必要です。<day|date> の有効な値は間隔タイプの指定
値によって異なります。間隔タイプが "weeks" である場合、曜日の有効な値
は "sunday"、"monday"、などです。間隔タイプが "months" である場合、日
付の有効な値は 1 〜 31 の範囲の数値です。間隔タイプが "runonce" である
場合、日付の有効な値は mm/dd/yy です。
Tschedule.Iweeks.Pn.Dfriday
Tschedule.Imonths.Pn.D1
Tschedule.Irunonce.Dmm/dd/yy
'M' パラメータは時刻の値を示し、"minutes" と "hours" 以外のすべての有
効な間隔タイプに必要です。このパラメータはタスクが実行される時刻を定義
し、以下のように 24 時間形式で指定します。
Tschedule.Iweeks.P2.Dfriday.M1:00
XML データの多国語化対応
HP-UX または Linux に関しては、コマンドラインでエンコードを指定しない
場合、システムがXML データの出力に使用するデフォルトのエンコードは、
LANG によって決まります。 LANG が指定されていない場合や、null または
LANG が有効なエンコードに一致しない場合、デフォルトは C になります
( lang (5) を参照)。この場合、ユーザは -b オプションを使用して XML
データのエンコードを指定します。
ターゲット実行環境の多国語化対応
このコマンドを実行するコマンド シェルの言語設定は、ターゲット ノード上
で一緒に実行するコマンドライン ツールの優先言語として使用されます。ス
ケジュール済みタスクを作成している場合は、この言語はスケジュール済みタ
スクに保存され、実行のたびに使用されます。既存のタスクを変更する場合も
同じです。手動でスケジュール済みタスクを実行する場合は、この言語はこの
1 回の実行のために、タスクに格納されている言語をオーバーライドするた
めに使用されます。
Windows に関しては、コマンド プロンプト ウィンドウの現在のコード ペー
ジ設定を使用して優先言語を決定します。たとえば、"chcp" コマンドが
"932" を返した場合、その言語は日本語です。"chcp" コマンドは、オペレー
ティング システムにその言語がインストールされ、使用許可の設定をしてい
る場合に、コード ページの設定変更に使用することができます。
Linux と HP-UX に関しては、 LANG 環境変数は、優先言語決定に使用される
ロケールを示します。 "locale -a" コマンドで LANG 変数の有効な設定を一
覧表示できます。ただし、出力を表示するために、このコマンドの出力を一覧
表示したコマンド シェルを実行しているターミナル ウィンドウは、 LANG 変
数で定義した言語とエンコードをサポートしていなければなりません。
ターゲット ノード上のオペレーティング システムが、CMS で選択した言語設
定やエンコードをサポートしていない場合は、ターゲット ノード上のコマン
ド シェルはターゲットのオペレーティング システムに対してデフォルトの言
語とエンコードを使用します。
( lang (5) を参照) ( environ (5) を参照) ( local (1) を参照)
戻り値
mxtask は以下のいずれかの値を返します。
0 正常終了。
1 コマンド ラインの構文エラー。
2 ファイル操作エラーまたはファイル解析エラー。
21 無効な名前。
102 Systems Insight Manager レポジトリのエラー。
222 中央管理サーバ (CMS) が初期化されていません。
249 セッション マネージャに接続できません。
250 リモート例外。
例
次のコマンドは、スケジュールされているすべてのタスクを表形式で表示しま
す。タスク名、関連付けられているツール名、最後の実行時刻、スケジュール
情報が表示されます。
mxtask
以下のコマンドは、スケジュールされているすべてのタスクを表形式で表示し
ます。タスク名、関連付けられているツール名、最後の実行時刻、スケジュー
ル情報が表示されます。
mxtask -lt
以下のコマンドは、指定したタスクの詳細を表示します。指定したタスク
(taskname) はすでに Systems Insight Manager レポジトリに存在している必
要があります。(-lt) コマンドを使用して、レポジトリに存在している現在の
すべてのタスクの名前を表示することもできます。
mxtask -ld taskname
以下のコマンドは、指定したタスクの詳細データをタスク固有の xml 形式で
表示します。このコマンドの出力を使用すれば、同じツールを必要としツール
(ユーザ) パラメータの似ている新しいタスクを作成できます。出力を外部
ファイルにリダイレクトでき、リダイレクトしたファイルを手動で編集すれ
ば、(-cf) コマンドで新しいタスクを作成するための入力ファイルとして使用
できます。タスク固有の xml 形式の詳細は、 mxtask(4) マンページを参照し
てください。(-lt) コマンドを使用して、レポジトリに存在している現在のす
べてのタスクの名前を表示することもできます。
mxtask -lf taskname
以下のコマンドは、指定したタスクを削除します。指定したタスク
(taskname) はすでに Systems Insight Manager レポジトリに存在している必
要があります。
mxtask -r taskname
以下のコマンドは、指定したタスクを実行します。指定したタスク
(taskname) はすでに Systems Insight Manager レポジトリに存在している必
要があります。(-lt) コマンドを使用して、レポジトリに存在している現在の
すべてのタスクの名前を表示することもできます。
mxtask -e taskname
以下のコマンドは、指定したタスクのタスク所有権を変更します。指定したタ
スク (taskname) はすでに Systems Insight Manager レポジトリに存在して
いる必要があります。指定するタスク所有者 (newtaskowner) の形式は
"MachineName/User" です。特定のタスクの現在の所有者を表示するには、-ld
オプションを使用してタスクの詳細を表示します。この表示にタスク所有者が
含まれています。(-lt) コマンドを使用して、レポジトリに存在している現在
のすべてのタスクの名前を表示することもできます。
mxtask -o taskname taskowner
以下のコマンドは、すでに Systems Insight Manager レポジトリに存在して
いる関連付けられたクエリ (queryname) とツール (toolname) により、指定
したタスク名のタスクを作成します。タスク タイプはタイプ "add" として指
定しています。この例では、指定したツールにはツール (ユーザ) パラメータ
が必要でないため、(-A) と (-f) のいずれのオプションも必要ありませ
ん。(-lt) コマンドを使用して、レポジトリに存在している現在のすべてのタ
スクの名前を表示することもできます。
mxtask -c taskname -q queryname -t toolname -w Tadd
以下のコマンドは、すでに Systems Insight Manager レポジトリに存在して
いる関連付けられたクエリ (queryname) とツール (toolname) により、指定
したタスク名のタスクを作成します。タスク タイプはタイプ "remove" とし
て指定しています。この例では、指定したツールにはツール (ユーザ) パラ
メータが必要でないため、(-A) と (-f) のいずれのオプションも必要ありま
せん。
mxtask -c taskname -q queryname -t toolname -w Tremove
以下のコマンドは、すでに Systems Insight Manager レポジトリに存在して
いる関連付けられたクエリ (queryname) とツール (toolname) により、指定
したタスク名のタスクを作成します。タスク タイプはタイプ "manual" とし
て指定しています。この例では、指定したツールにはツール (ユーザ) パラ
メータが必要でないため、(-A) と (-f) のいずれのオプションも必要ありま
せん。
mxtask -c taskname -q queryname -t toolname -w Tmanual
以下のコマンドは、すでに Systems Insight Manager レポジトリに存在して
いる関連付けられたクエリ (queryname) とツール (toolname) により、指定
したタスク名のタスクを作成します。タスク タイプはタイプ "schedule" と
して指定しています。タスクは 30 分ごとに実行するようにスケジュールされ
ます。この例では、指定したツールにはツール (ユーザ) パラメータが必要で
ないため、(-A) と (-f) のいずれのオプションも必要ありません。
mxtask -c taskname -q queryname -t toolname -w
Tschedule.Iminutes.P30
以下のコマンドは、すでに Systems Insight Manager レポジトリに存在して
いる関連付けられたクエリ (queryname) とツール (toolname) により、指定
したタスク名のタスクを作成します。タスク タイプはタイプ "schedule" と
して指定しています。タスクは 12 時間ごとに実行するようにスケジュールさ
れます。この例では、指定したツールにはツール (ユーザ) パラメータが必要
でないため、(-A) と (-f) のいずれのオプションも必要ありません。
mxtask -c taskname -q queryname -t toolname -w
Tschedule.Ihours.P12
以下のコマンドは、すでに Systems Insight Manager レポジトリに存在して
いる関連付けられたクエリ (queryname) とツール (toolname) により、指定
したタスク名のタスクを作成します。タスク タイプはタイプ "schedule" と
して指定しています。タスクは 2 週間ごとに日曜の午前 2:00 に実行するよ
うにスケジュールされます。この例では、指定したツールにはツール (ユー
ザ) パラメータが必要でないため、(-A) と (-f) のいずれのオプションも必
要ありません。
mxtask -c taskname -q queryname -t toolname -w
Tschedule.Iweeks.P2.Dsunday.M2:00
以下のコマンドは、すでに Systems Insight Manager レポジトリに存在して
いる関連付けられたクエリ (queryname) とツール (toolname) により、指定
したタスク名のタスクを作成します。タスク タイプはタイプ "schedule" と
して指定しています。タスクは毎月 15 日の午前 5:00 に実行するようにスケ
ジュールされます。この例では、指定したツールにはツール (ユーザ) パラ
メータが必要でないため、(-A) と (-f) のいずれのオプションも必要ありま
せん。
mxtask -c taskname -q queryname -t toolname -w
Tschedule.Imonths.P1.D15.M5:00
以下のコマンドは、すでに Systems Insight Manager レポジトリに存在して
いる関連付けられたクエリ (queryname) とツール (toolname) により、指定
したタスク名のタスクを作成します。タスク タイプはタイプ "schedule" と
して指定しています。タスクは毎週火曜の午後 6:00 に実行するようにスケ
ジュールされます。この例では、指定したツールにはツール (ユーザ) パラ
メータが必要でないため、(-A) と (-f) のいずれのオプションも必要ありま
せん。
mxtask -c taskname -q queryname -t toolname -w
Tschedule.Iweeks.P1.Dtuesday.M18:00
以下のコマンドは、すでに Systems Insight Manager レポジトリに存在して
いる関連付けられたクエリ (queryname) とツール (toolname) により、指定
したタスク名のタスクを作成します。タスク タイプはタイプ "schedule" と
して指定しています。タスクは毎週土曜の午前 1:00 に実行するようにスケ
ジュールされます。この例では、指定したツールにはツール (ユーザ) パラ
メータが必要でないため、(-A) と (-f) のいずれのオプションも必要ありま
せん。
mxtask -c taskname -q queryname -t toolname -w
Tschedule.Iweeks.Dsaturday.M1:00
以下のコマンドは、すでに Systems Insight Manager レポジトリに存在して
いる関連付けられたクエリ (queryname) とツール (toolname) により、指定
したタスク名のタスクを作成します。タスク タイプはタイプ "schedule" と
して指定しています。タスクは指定の日付 (mm/dd/yy) と時刻 (hh:mm) に実
行するようにスケジュールされます。この例では、指定したツールにはツール
(ユーザ) パラメータが必要でないため、(-A) と (-f) のいずれのオプション
も必要ありません。
mxtask -c taskname -q queryname -t toolname -w
Tschedule.Irunonce.D01/02/03.M1:00
以下のコマンドは、すでに Systems Insight Manager レポジトリに存在して
いる関連付けられたクエリ (queryname) とツール (toolname) により、指定
したタスク名のタスクを作成します。タスク タイプはタイプ "add" として指
定しています。このタスクには、(-A) オプションでツール (ユーザ) パラ
メータを指定しています。コマンド ラインで指定するツール パラメータの文
字列は二重引用符で囲む必要があります。また、ツール パラメータ データ内
に、埋め込みの二重引用符を持つ xml データがある場合、それぞれの二重引
用符文字の前にバックスラッシュ エスケープ文字を置く必要があります。
mxtask -c taskname -q queryname -t toolname -w
Tadd -A toolparms
以下のコマンドは、すでに Systems Insight Manager レポジトリに存在して
いる関連付けられたクエリ (queryname) とツール (toolname) により、指定
したタスク名の新しくスケジュールされたタスクを作成します。タスク タイ
プはタイプ "add" として指定しています。このタスクには、(-f) オプション
でツール パラメータを指定しています。'filename' は、指定したツールの
ツール (ユーザ) パラメータ データを含むファイルのパスと名前を指定しま
す。このファイルに含まれるツール パラメータ データの形式は、Systems
Insight Manager レポジトリに保存されているのと正確に同じ xml 形式であ
る必要があります。
mxtask -c taskname -q queryname -t toolname -w
Tadd -f toolparmsfile
以下のコマンドは、すでに Systems Insight Manager レポジトリに存在して
いる関連付けられたクエリ (queryname) とツール (toolname) により、新し
くスケジュールされた指定したタスク名のタスクを作成します。タスク タイ
プは "manual" として指定しています。タスク所有者もコマンド ラインで -o
オプションにより指定しています。この例では、指定したツールにはツール
(ユーザ) パラメータが必要でないため、(-A) と (-f) のいずれのオプション
も必要ありません。
mxtask -c taskname -q queryname -t toolname -w
Tmanual -o taskowner
以下のコマンドは、すでに Systems Insight Manager レポジトリに存在して
いる関連付けられたクエリ (queryname) とツール (toolname) により、指定
したタスク名の新しくスケジュールされたタスクを作成します。タスク タイ
プは "add" として指定しています。このタスクには、(-f) オプションでツー
ル パラメータを指定しています。'filename' は、指定したツールのツール
(ユーザ) パラメータ データを含むファイルのパスと名前を指定します。この
ファイルに含まれるツール パラメータ データの形式は、Systems Insight
Manager レポジトリに保存されているのと正確に同じ xml 形式である必要が
あります。タスク所有者もコマンド ラインで -o オプションにより指定して
います。また、タスクを Business Hours という標準の時間フィルタに関連付
けられたタスクも指定しています。コマンド ライン オプションの引き数はス
ペースを含む場合は二重引用符で囲む必要があることに注意してください。
mxtask -c taskname -q queryname -t toolname -w
Tadd -f toolparmsfile -o taskowner -i Business Hours
以下のコマンドは、指定した外部ファイルの XML 形式の内容に基づいて新し
いタスクを作成します。必要なすべてのタスク設定情報を、事前に定義された
タスク固有の XML 形式で指定します。タスク固有の XML 形式の詳細は、
mxtask(4) マンページを参照してください。一般的な形式を以下に示します。
mxtask -cf taskxmlfile
taskxmlfile の一般的な XML 形式
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<task-list>
<task name="task name" type="add|remove|manual|schedule" owner="taskowner" runmode="runnow|runatstartup">
<toolname>tool name</toolname>
<queryname>query name</queryname>
<scheduleinfo interval="x" periodic="x" time="x" day="x" date="x"/>
<timefilter />
<toolparams />
</task>
</task-list>
制限事項
本コマンドは、CMS 上でのみ実行できます。
著者
mxtask は、HP により開発されました。
参照 (HP-UX)
mxauth(1M)、mxtask(4)
参照 (Linux)
mxauth(8)、mxtask(4)
* 注: コマンドライン上のパスワードを指定する場合、注意しなければなりま
せん。もしタスクの一部として実行した場合、コマンド履歴、実行中の処理一
覧および監査ログを利用可能にします。コマンド履歴を削除するまたはパス
ワードを指定するために代替の方法を使用してください。(例えばプロンプト
入力ファイル)