名称
mxwbemsub
mxwbemsub - Systems Insight Manager のノードに対して WBEM イベントの定
期送信の追加、削除、一覧表示、移動
構文
mxwbemsub -a [destination] ( ( -n <nodenames> ) | ( -f <filename> ) )
mxwbemsub -r [destination] ( ( -n <nodenames> ) | ( -f <filename> ) )
mxwbemsub -l [destination] ( ( -n <nodenames> ) | ( -f <filename> ) )
mxwbemsub -m [currentdestination] <newdestination> ( ( -n <nodenames>
) | ( -f <filename> ) )
説明
mxwbemsub コマンドにより、Systems Insight Manager の中央管理サーバ
(CMS) ユーザは、CMS が管理するノードに対して WBEM イベントの定期送信を
追加、削除、一覧表示、または移動できるようになります。このコマンドで
は、特権ユーザのみアクセス可能なファイルに、アクセスする必要がありま
す。
mxwbemsub の追加オプションによりユーザは、ノードセットに WBEM の定期送
信を追加できるようになります。このオプションでは、定期送信のあて先を指
定することができます。あて先が含まれていない場合は、コマンドを実行中の
CMS が、あて先として使用されます。
mxwbemsub の削除オプションによりユーザは、ノードセットから WBEM の定期
送信を削除できるようになります。このオプションは、別の CMS の定期送信
を削除できます。CMS が指定されていない場合は、コマンドを実行中の CMS
の定期送信が削除されます。
mxwbemsub の一覧表示オプションによりユーザは、ノードセットから WBEM の
定期送信の一覧表示ができるようになります。このオプションでは、別の CMS
の定期送信を一覧表示できます。CMS が指定されていない場合は、コマンドを
実行中の CMS の定期送信が一覧表示されます。
mxwbemsub の移動オプションによりユーザは、ノードセットで、1 つの CMS
から別の CMS に WBEM の定期送信を移動できるようになります。CMS が 1 つ
しか指定されていない場合、それは定期送信の新規あて先として使用されま
す。そのため、このオプションは、引数リストに 1 つの CMS を指定すれば実
行可能で、コマンドを実行中の CMS への定期送信は、新しい CMS に移動され
ます。
各オプションでは、オプションを実行するノード名の一覧が必要です。ノード
名は、コマンドラインまたはファイルから入力できます。コマンドラインまた
はファイルから入力された各ノード名は、IP アドレス、ホスト名またはノー
ドの完全修飾名となります。
オプション
mxwbemsub には、以下のオプションがあります。
-a 指定された CMS に WBEM の定期送信を追加します。CMS
のあて先が指定されていない場合は、実行中の CMS が
デフォルトとなります。
-r 指定された CMS の WBEM の定期送信を削除します。CMS
のあて先が指定されていない場合は、実行中の CMS が
デフォルトとなります。
-l 指定された CMS の WBEM の定期送信を一覧表示しま
す。CMS のあて先が指定されていない場合は、実行中の
CMS がデフォルトとなります。
-m 1 つの CMS から別の CMS に WBEM の定期送信を移動し
ます。現在の CMS が指定されていない場合は、実行中
の CMS がデフォルトとなりますが、新しい CMS のあて
先は必ず指定しなければなりません。
-n nodenames ノード名の一覧を指定するために使用されます。このオ
プションは、-a、-r、-l、および -m と合わせて使用さ
れます。
-f filename ファイルでノード名の一覧を指定するために使用されま
す。各ノード名は、 filename 内にそれぞれ 1 行毎に
指定されます。このオプションは、-a、-r、-l、および
-m と合わせて使用されます。
例
このコマンドは、mycomputer.ak.hp.com ノードから WBEM イベントの定期送
信を作成します。 あて先は、このコマンドを実行中の CMS になります。
mxwbemsub -a -n mycomputer.ak.hp.com
このコマンドは、mycomputer.ak.hp.com ノードに対する WBEM の定期送信を
作成します。 あて先は、destinationcms.ak.hp.com になります。
mxwbemsub -a destinationcms.ak.hp.com -n mycomputer.ak.hp.com
このコマンドは、mycomputer.ak.hp.com ノードから WBEM イベントの定期送
信を削除します。 このコマンドは、このコマンドが実行されている CMS をあ
て先とする定期送信のみを削除します。
mxwbemsub -r -n mycomputer.ak.hp.com
このコマンドは、mycomputer.ak.hp.com ノードから定期送信を削除します。
このコマンドは、destinationcms.ak.hp.com をあて先とする定期送信のみを
削除します。
mxwbemsub -r destinationcms.ak.hp.com -n mycomputer.ak.hp.com
このコマンドは、mycomputer および yourcomputer ノードからの WBEM イベ
ントの定期送信を一覧表示します。このコマンドは、コマンドを実行中の CMS
をあて先とする定期送信のみを一覧表示します。
mxwbemsub -l -n mycomputer yourcomputer
このコマンドは、mycomputer および yourcomputer ノードからの定期送信を
一覧表示します。 このコマンドは、destinationcms をあて先とする定期送信
のみを一覧表示します。
mxwbemsub -l destinationcms -n mycomputer.ak.hp.com
yourcomputer.ak.hp.com
このコマンドは、mycomputer.ak.hp.com および yourcomputer.ak.hp.com
ノードで、デフォルトの CMS から newcms.ak.hp.com に、WBEM イベントの定
期送信を移動します。このコマンドは、コマンドを実行中の CMS をあて先と
する定期送信のみを移動します。
mxwbemsub -m newcms.ak.hp.com -n mycomputer.ak.hp.com
yourcomputer.ak.hp.com
このコマンドは、mycomputer.ak.hp.com および yourcomputer.ak.hp.com
ノードで、currentcms.ak.hp.com から newcms.ak.hp.com に定期送信を移動
します。 このコマンドは、currentcms.ak.hp.com をあて先とする定期送信の
みを移動します。
mxwbemsub -m currentcms.ak.hp.com newcms.ak.hp.com -n
mycomputer.ak.hp.com yourcomputer.ak.hp.com
このコマンドは、/home/user1/defs/filename.txt ファイルに指定されたノー
ドからの定期送信を一覧表示します。このコマンドは、コマンドを実行中の
CMS をあて先とする定期送信のみを一覧表示します。
mxwbemsub -l -f /home/user1/defs/filename.txt
このコマンドは、/home/user1/defs/filename.txt ファイルに指定されたノー
ドからの定期送信を一覧表示します。このコマンドは、destinationcms をあ
て先とする定期送信のみを一覧表示します。
mxwbemsub -l destinationcms -f /home/user1/defs/filename.txt
制限事項
このコマンドは、CMS 上で実行する必要があります。
ファイル処理
入力ファイルの処理中に、CMS がエラーを検出すると、CMS は処理を中断し
て、エラー メッセージを発行します。
戻り値
常に 0 です。
著者
mxwbemsub は、HP により開発されました。
参照 (HP-UX)
mxnodesecurity(1M)
参照 (Linux)
mxnodesecurity(8)