名称

      mxagentconfig - CMSと連携して動くエージェントの構成


構文

      mxagentconfig -a [ -n  <hostname> ] [ -u	<login> ] [ -o	<host|user>
      ] [ -p  <password> ]
      mxagentconfig -a [ -n  <hostname> ] [ -u	<login> ] [ -o	<host|user>
      ] [ -f  <filespec> ]
      mxagentconfig -a [ -n  <hostname> ] [ -u	<login> ] [ -o	<host|user>
      ] [ -s  <password> ]
      mxagentconfig -a [ -n  <hostname> ] [ -u	<login> ] [ -o	<host|user>
      ]
      mxagentconfig -c [ -n  <hostname> ] [ -u	<login> ]
      mxagentconfig -r [ -n  <cms_hostname> ]


説明

      mxagentconfig は、CMS パブリック キーをユーザの .ssh ディレクトリに送
      り、その鍵を認証済み鍵ファイルに追加することにより、管理対象ノード上で
      SSHを構成します。

      ユーザは、このコマンドを実行する前に管理対象ノード上で有効なsshユーザ
      でなければなりません。各 "run-as" ユーザが分散タスク ファシリティ(DTF)
      を利用して特定の管理対象ノード上(CMS自身も含む)でタスクを実行するに
      は、CMS パブリック キーをそれぞれの認証済み鍵ファイルに追加する必要が
      あります。

      "run-as" ユーザを指定していないツール定義では、呼び出したユーザとして
      実行されることに注意してください。


      このコマンドに必要な*パスワードは、管理対象ノード上の指定ユーザのログ
      インパスワードです。


      CLI コマンドでは、複数のホスト名を指定できます。1つのコマンドで指定す
      るすべてのホスト名に対して、ユーザアカウントとパスワードが同じでなけれ
      ばなりません。さもなければ、それらは-fオプションでコマンドに渡された
      ファイルで指定されなければなりません。

    オプション
      mxagentconfig には、以下のオプションがあります。

	   -a	1つまたは複数の管理対象ノード上の指定したユーザに、CMS パブ
		リック キーを送るよう mxagentconfig
		 に指示します。


	   -r	CMSのknown_hostsファイルから管理対象ノードのホスト キーを削
		除するよう mxagentconfig に指示します。


	   -c	管理対象ノードがCMSアクセス用に設定されているかを確認するよ
		う mxagentconfig に指示します。


	   -n <hostname>
		管理対象ノードのホスト名を指定します。このオプションが指定さ
		れない場合、CMS はデフォルト値を使用します。


	   -o <user|host>
		SSHホストベース認証かユーザ キー ベースの認証で管理された
		ノードを構成するかどうか指定します。このオプションが指定され
		ていると、ターゲット ノードはホストベース認証で構成されま
		す。


	   -u <login>
		SSHの実行を有効のするためのユーザ名。

	   -p <password>
		管理対象ノード上の指定したユーザの*パスワード。コマンドライ
		ンにパスワードを入力する際に、パスワードにシェルが別の意味に
		解釈するような特殊文字 (たとえば $ や &) が含まれる場合は、
		その文字列を単一引用符 (') で必ず囲ってください。


	   -f <filespec>
		入力ファイルを指定します。この入力ファイルには、パスワードを
		含めることができるか、構成するための管理対象ノードリストを含
		めることができます。ファイルにノード リストが含まれている場
		合、ファイルの最初の行は、"MXAGENTCONFIG_NODELIST_FILE"でな
		ければなりません。 1行に各ノード レコードが入り、ノード名,
		ユーザ名,パスワードのフォーマットになります。ノード名フィー
		ルドを除いて、他の2つは空欄にすることができます。空のフィー
		ルドは、実行したときにコマンドラインで指定したものに置き換わ
		ります。たとえば、"target1,," は、-uおよび-p オプションで指
		定したユーザ名とパスワードを使用してノードtarget1を構成する
		ようにmxagentconfigに指示します。


	   -s <password>
		CMS内部ツールで使用されるコード化されたパスワードを指定しま
		す。


戻り値

      mxagentconfig は、終了時に以下のエラーコードのいずれかを返します。


	     0	エージェントは正常に構成され、エラーは発生しませんでした。
	    >0	実行中にエラーが発生しました。


著者

      mxagentconfig は、HP により開発されました。


ファイル

      サーバ:
      /etc/opt/mx/config/sshtools/.dtfSshKey.pub
      /etc/opt/mx/config/sshtools/known_hosts
      管理対象ノード:
      ~/.ssh/.<cms_name>.dtfSshKey.pub
      ~/.ssh/authorized_keys2
      ~/.ssh/authorized_keys2.bak

参照(HP-UX)

      mxexec(1M)

参照(Linux)

      mxexec(8)

      * 注:コマンドライン上のパスワードを指定する場合、注意しなければなりま
      せん。 もしタスクの一部として実行した場合、コマンド履歴、実行中の処理
      一覧および監査 ログを利用可能にします。コマンド履歴を削除するまたはパ
      スワードを指定するために代替の方法を使用してください(たとえばプロンプ
      ト 入力ファイル)。