名称
mxnode - Systems Insight Manager のノードの追加、変更、識別、削除、表示
構文
mxnode -a hostname(s)|ipaddress(es) [-w]
ノードの識別、追加
mxnode -a -f filename [-w]
XML ファイルからのノードの識別、追加
mxnode -a -m -f filename [-w]
XML ファイルからのノードの追加または変更
mxnode -m [-p] -f filename [-w]
XMLファイルからのノードの変更および/または識別
(XMLの特定またはすべてのMPOデータの追加または変更の許可)
mxnode -r nodename(s)|hostname(s)|ipaddress(es)
ノードの削除
mxnode -r -f filename
XML ファイルからのノードの削除
mxnode -ln [systemname(s)]
レポジトリ内のシステム名の表示
mxnode -ld [systemname(s)]
レポジトリ内のシステムの詳細形式での表示
mxnode -lt [systemname(s)]
レポジトリ内のシステムの表形式での表示
mxnode -lf [systemname(s)] [-b encoding]
レポジトリ内のシステムのXML形式での表示
mxnode -lmpo [-b encoding]
MPOに関連する特定またはすべてのレポジトリ内のシステムの表示
説明
mxnode コマンドにより、Systems Insight Manager のシステムを追加、変
更、削除、表示できます。
-aオプションを使用してシステムをSystems Insight Manager レポジトリに追
加する場合、 mxnodeはシステム名、完全修飾ネットワークホスト名(もしあ
れば)、IPアドレスをシステムの属性として保存します。
次に、システムが「識別」されます。つまり、システムが SNMP や WBEM 管理
プロトコルにより検査され、デバイスタイプ、オペレーティング システムの
タイプとバージョン、およびそのシステムが使用できるツールを正しく判断す
るために必要なその他の情報が決定されます。システム名、ホスト名、IPアド
レスと同様、システムの識別中に収集された情報もシステム属性に保存されま
す。この情報の収集にはある程度の時間がかかるため、システムが結果リスト
に表示されるまでに最大30秒ほどかかる場合があります。
システムの識別が正常に行われるかどうかは、システムのアクセス認証に左右
されます。アクセス認証は、mxnodeの実行前に設定しておく必要があります。
システムアクセス認証の指定方法の詳細は mxnodesecurity(1M) を参照してく
ださい。
システムはコマンドラインまたは XML ファイルで指定できます(filenameに
は、ファイル名または標準入力を意味する"-"を指定できます)。 -aオプショ
ンはSystems Insight Manager レポジトリにまだ追加されていないシステムに
関する操作であるため、ホスト名またはIPアドレスが必要です。 -mなど、す
でに追加されているシステムに対して操作を行う他のオプションには、ホスト
名や IPアドレスではなくシステム名が必要です(ただし、XML 入力でホスト名
または IPアドレスが指定された場合、mxnodeはシステム名を検索できます)。
-rオプションだけは、コマンドラインまたは XML のいずれにおいてもシステ
ム名を明示的に指定しなければなりません。これは、目的とするシステムだけ
が確実に削除されるようにするための安全対策です。
XMLの形式はmxnode(4)に記載されています。例を表示するには、"mxnode -lf
mysystem" と入力します。ここで、"mysystem" の代わりにお使いのシステム
名を入力してください。
-rオプションで Systems Insight Manager レポジトリからシステムを削除で
きます。削除するシステムは、システム名、ホスト名または IPアドレスで指
定できます。システムの削除ではSystems Insight Manager レポジトリからそ
の内容だけが削除されます。 CMS 自体は削除できず、また空でないコンテナ
システムを削除することもできません。
削除処理で、Systems Insight Manager システムはすべての Systems Insight
Manager システムグループから削除されます。削除するシステムに対する
Systems Insight Manager権限( mxauth(1M) を参照)もすべて削除されます。
システム上で Systems Insight Manager タスクが実行中にそのシステムを
Systems Insight Manager レポジトリから削除してもエラーとはなりません。
Systems Insight Manager はシステム上のタスクを中止しません。タスクの完
了時、タスクの結果とステータスが Systems Insight Manager に送信されま
す。
システムの追加、変更、表示と同様、システムをコマンドラインまたはファイ
ルで指定できます。
本コマンドの-l*という形式で、Systems Insight Manager システム情報を表
示できます。オプションを指定しない場合、システム名のみが表示されます。
この表示は、 -l オプションを n 修飾子とともに使用した場合と同じです。
-l オプションを d 修飾子とともに使用すると、システムの詳細なリストが画
面表示に適した形で表示されます。 -l オプションを t 修飾子とともに使用
すると、システムの詳細な情報のリストが表形式で出力されます。 -l オプ
ションを mpo 修飾子と一緒に使用するとMPO(Management Path Objects、
Management Paths or CIMOMともいう)に関連が1つ以上あるシステムのみの名
前を表示します。 2つのタイプのMPOがシステムに存在しているかもしれませ
ん。 MPOの1つは、MAO、またはマネジメント エージェントで、システムに常
駐している実際のエージェントを定義します。もう1つのMPOタイプは、MROま
たはManagement Routeで、MAOに関連するルーティング情報を指定し、同じシ
ステムまたはいくつかの別のシステムに常駐します。 1つ以上のMPOがシステ
ムに常駐することがあります。オプションを f 修飾子とともに使用すると、
システムのリストが XML 形式で出力されます。
XML 形式でシステムの一覧表示をする場合は、オプションで XML ファイルの
文字エンコードを指定できます。文字エンコードの値は、有効な文字エンコー
ドと一致していなければなりません。エンコードを指定しない場合は、システ
ムは現在指定されている所定のエンコードでファイルの書き込みを試みます。
有効な文字エンコードの一覧は、次の Web サイトにあります。
http://www.iana.org/assignments/character-sets
Systems Insight Manager の完全な権限を持つユーザのみが、 mxnode コマン
ドを使用してシステムの追加、変更、削除を行えます。 Systems Insight
Manager システム情報の表示は、どのユーザでも可能です。
-m -f オプションは、ユーザが Systems Insight Manager リポジトリに存在
する既存のシステムの属性を修正することを可能にします。特定のシステム用
に修正されるシステムの属性は、既存の指定された MxNode XML ファイルの中
に存在しなければなりません。例えば XML 形式に関して、(1)修正されロック
されている可能性のあるあらかじめ定義された全て有効なシステム属性の一
覧、(2)"停止/復帰" 機能 via XML の設定に関しての情報、(3)"属性のロック
"機能の設定に関しての情報を含んでいる詳細は、 mxnode(4) を参照してくだ
さい。
Pre-defined system attributes/properties
下記は、Systems Insight Manager によりあらかじめ定義され認識されたシス
テム属性(或いはプロパティ)の完全な一覧です。既存のシステムまたはノー
ドに -ld または -lf のいずれかを備えた mxnode の起動は、下記に示した一
部または全ての属性のために現在の値を表示することを可能にします。
System name デフォルトのシステム名は、ホスト名があればホスト名
と同じになり、そうでなければ IPアドレスになりま
す。システム名は、レポジトリ内ですべてのシステム名
が一意である限りどのような名前でもよく、変更するこ
ともできます。
Host name ホスト名は gethostbyname(1) で入手できます。空白を
含めることができ、最大16文字です。ホスト名は大文字
/小文字の区別がされず、内部的には完全修飾名で表現
されています。
IP address ホスト名に対応するIPアドレス。
OS name 管理対象システムのオペレーティング システムの名
前。
OS revision オペレーティング システムのリビジョン レベル。
OS revision text
ベンダー固有の記述的情報が付属しているオペレーティ
ング システムのリビジョン。
OS vendor オペレーティング システムのベンダ。
Protocols 管理対象システムでサポートされている管理プロトコ
ル。各プロトコルのリビジョン レベルも付加されてい
ます。
GUID GUIDは、レポジトリ内のシステムに割り当てられる一意
の識別子です。
Hardware device ID
ハードウェア デバイス ID はもう1つの一意の識別子
で、レポジトリ内のシステムのハードウェア固有部分に
割り当てられます。
Device type デバイスのメジャー タイプ。
Device subtype メジャー タイプ内の、デバイスのサブタイプ。
Model デバイスのモデル。
Added By システムを追加した Systems Insight Manager ユーザ
のログイン名。
Added Date システムが追加された日時。
Preferred Node Name
この属性は、Systems Insight Managerレポジトリに記
録されているシステム/ノードを特定し、検出し、編成
するのにどれがより簡単にできるかを選ぶ予備のシステ
ム/ ノード名を定義します。
System Description
システムの説明。
Serial Number システムのシリアル番号。
Asset Number システムのアセット番号
OS Description システムのオペレーティング システムの説明。
Contact システム メンテナンスの連絡先の担当者。
Location これは、システムが設置されている場所です。
System attributes that may be locked
以下に、'mxnode -m -f <filename>' コマンドで変更およびロックされるシス
テム属性(またはプロパティ)の一覧を示します。 属性をロックすると、属
性を発見と識別のプロセスによって上書きされるのを防ぎます。 括弧で囲ま
れた属性名は、mxnode XMLファイルで使用される実際の属性名であることに注
意してください。
参考として、これらの同じ属性はSystems Insight Manager GUIの[システム
プロパティ編集]ページで変更されます。 ただし、XMLファイルで要求された
属性名とGUIに表示される属性ラベルは、多少表現が異なる場合がありますの
で注意してください。 以下のリストはクロス リファレンスとして使用されま
す。
XML Attribute Name GUI Attribute Label
PreferredNodeName 選ばれた表示名:
DeviceType システム タイプ:
DeviceSubType システム サブタイプ:
Model 製品モデル:
SysDescription ハードウェアの説明:
SerialNumber シリアル番号:
AssetNumber アセット番号:
OSDescription オペレーティング システムの説明:
OSName ツールのフィルタ用のオペレーティング システム:
OSRevision オペレーティング システムのバージョン:
Contact 連絡先:
Location 場所:
また、システム属性が2つの異なるグループ、ハードウェア、およびソフト
ウェア属性に分類されて、mxnode XMLファイルの中で変更された属性を指定す
るとき、正しい属性修飾子を使用しなければならないことに注意してくださ
い。
たとえば、デバイス タイプ属性は、'hw-attribute'修飾子を使用することに
よって、
<hw-attribute name="DeviceType">ここにデバイス タイプ</hw-attribute>
OS名は、'sw-attribute'修飾子を使用することによって、'ソフトウェア'属性
であると考えられ、以下の通りXMLファイルの中で指定されます。
<sw-attribute name="OSName">ここにOS名</sw-attribute>
以下のシステム属性だけがロックされることがあります。
Preferred Node Name (software attribute)
(PreferredNodeName) この属性は、Systems Insight
Managerレポジトリに記録されているシステム/ノードを
特定し、検出し、編成するのにどれがより簡単にできる
かを選ぶ予備のシステム/ノード名を定義します。
Device Type (hardware attribute)
(DeviceType) この属性は、主要なデバイスのタイプで
す。 以下のあらかじめ定義された有効なデバイス タ
イプのみが、デバイス タイプの値として使用されるこ
とに注意してください。
Unknown、Unmanaged、Server、Desktop、Workstation、Portable、
Router、Cluster、Printer、Switch、Hub、RAS、MgmtProc、Rack、
Enclosure、KVM、UPS、PDU、Env、Complex、Handheld、Partition、
PowerSupply、ThinClient、Storage。
Device Subtype (hardware attribute)
(DeviceSubType) この属性は、主要なデバイスのサブタイプです。
以下のあらかじめ定義された有効なデバイス サブタイプのみが、
デバイス サブタイプの値として使用されることに注意してくださ
い。
None、PowerEnc、ServerEnc、HPVectra、HPNetServer、HPProLiant、
HPIntegrity、HPKayak、HPVisualize、VMGuest、NSCUW7、TCR_PS、
Dell、HPOmnibook、VMHost、MSCS、OVMS、TruCluster、RAC、HP
Serviceguard。
Model (hardware attribute)
(Model) この属性は、デバイス モデルの説明です。 任意の表示
可能なテキストは、この属性の値として 使用される可能性があり
ます。
System Description (software attribute)
(SystemDescription) この属性は、デバイスの説明です。 任意の
表示可能なテキストは、この属性の値として 使用される可能性が
あります。
Serial Number (hardware attribute)
(SerialNumber) この属性は、デバイスのシリアル番号です。 任
意の表示可能なテキストは、この属性の値として 使用される可能
性があります。
Asset Number (software attribute)
(AssetNumber) この属性は、デバイスのアセット番号です。 任意
の表示可能なテキストは、この属性の値として 使用される可能性
があります。
OS Description (software attribute)
(OSDescription) この属性は、デバイスのオペレーティング シス
テムの説明です。 任意の表示可能なテキストは、この属性の値と
して 使用される可能性があります。
OS Name (software attribute)
(OSName) この属性は、オペレーティング システムの名前を定義し
ます。 以下のあらかじめ定義された有効な値のみが、属性の値と
して使用されることに注意してください。
HPUX、WINNT、LINUX、NOVEL、Tru64。
OS Revision (software attribute)
(OSRevision) この属性は、オペレーティング システムのレビジョ
ンまたはバージョンを定義します。 任意の表示可能なテキスト
は、この属性の値として 使用される可能性があります。
Contact (software attribute)
(Contact) この属性は、このデバイスの担当の連絡先を定義するた
めに使用されます。任意の表示可能なテキストは、この属性の値と
して 使用される可能性があります。
Location (software attribute)
(Location) この属性は、このデバイスの設置場所を定義するため
に使用されます。 任意の表示可能なテキストは、この属性の値と
して 使用される可能性があります。
上記のあらかじめ定義されたオプションに加えて、Systems Insight Manager
プラグイン拡張アプリケーションはそれら自身のシステム属性を定義すること
もあります。
Options
mxnode には以下のオプションがあります。
-a hostname(s)|ipaddress(es)
1つまたは複数の Systems Insight Manager システムを
追加します。このオプションのオペランドには、ホスト
名または IPアドレスを指定できます。ホスト名は完全
修飾名でもそうでなくてもよく、Systems Insight
Manager により内部的に解決されます。また、システム
の識別も実行されます。
-m systemname(s)
1つまたは複数の Systems Insight Manager システムを
変更し、再定義します。このオプションのオペランドに
は、-iを使用した場合はシステム名を指定できます。
-fを指定した場合には XMLファイル名を指定してくださ
い。これはXMLの中にあるどのMPOデータでも認識され
て、評価されるのを可能にする唯一のオプションです。
システムに関連しているMPOデータが追加または変更さ
れる前に、システムが最初に存在しなければならないの
で、 -a オプションを付加してもXMLの中のMPOデータ評
価が利用できません。
-f filename 追加、変更、削除、表示するシステムが、 filename で
指定されていることを示します。このファイルの内容
は、"XMLの形式"で後述されています。
-w ノードを追加または修正している時に 'wait' オプショ
ンを使用します。 mxnode が指定されたノードまで待機
している場合、System Insight Manager の リポジトリ
(データベース)が実際に追加されます。このオプショ
ンの使用は、追加されたノードに関連した以降の操作が
ノードとして実際に成功しリポジトリにあることが保証
されていることに注意してください。さらに 'wait' オ
プションの使用は、追加されたノードの総数に依存しま
すがノードの追加または操作の変更が数分またはそれよ
り長くかかる原因となり、mxnode CLI は、ユーザまた
は呼び出し元に制御を戻すのにより多くの時間がかかる
ことに注意してください。
-p -m オプションと一緒に使用する必要があります。 XML
MPOセクションから省略されるシステムの既存のMPOは、
システムから削除され、その結果操作が取り消されま
す。 MPOを削除するのに -p オプションを使用する場
合、コマンドライン フォーマットと順序が重要ですの
で、以下を参照してください。 -m -p -f xmlfilename
-l d systemname(s)
指定したシステムまたはすべてのシステムについて、
Systems Insight Manager システム属性の詳細リストを
表示します。
-l n systemname(s)
指定したシステムまたはすべてのシステムについて、
Systems Insight Manager システム名の簡潔なリストを
表示します。
-l t systemname(s)
指定したシステムまたはすべてのシステムについて、
Systems Insight Manager システム属性の表形式のリス
トを表示します。
-l mpo MPO(Management Path Objects、Management Paths or
CIMOMともいう)に関連が1つ以上あるシステムのみの名
前を表示します。 2つのタイプのMPOがシステムに存在
しているかもしれません。 MPOの1つは、MAO、またはマ
ネジメント エージェントで、システムに常駐している
実際のエージェントを定義します。もう1つのMPOタイプ
は、MROまたはManagement Routeで、MAOに関連するルー
ティング情報を指定し、同じシステムまたはいくつかの
別のシステムに常駐します。 1つ以上のMPOがシステム
に常駐することがあります。
-l f systemname(s)
指定したシステムまたはすべてのシステムについて、
Systems Insight Manager システム属性のXML形式のリ
ストを表示します。このオプションの出力は、 -f オプ
ションで指定する filename の内容として利用するのに
適しています。この形式は、"XMLの形式"で後述されて
います。
-r Systems Insight Manager システムを削除します。
-b encoding -lf オプションと併せて使用する場合は、XML ファイル
の文字エンコードを指定します。
多国語化対応
HP-UX または Linux に関しては、コマンドラインでエンコードを指定しない
場合、システムがXML データの出力に使用するデフォルトのエンコードは、
LANG によって決まります。 LANG が指定されていない場合や、null または
LANG が有効なエンコードに一致しない場合、デフォルトは C になります (
lang (5) を参照)。この場合、ユーザは -b オプションを使用して XML デー
タのエンコードを指定します。
戻り値
mxnode は以下の値のいずれかを返します。
0 正常終了。
1 コマンドラインの構文エラー。
2 ファイル操作エラー。
3 未定義のシステムエラー。
5 システムが重複しています。
6 ユーザが存在しません。
7 システムがロックされています。
8 システムグループが存在しません。
21 名前が無効です。
31 ネットワークホストが見つかりません。
33 mxnode プラグイン識別子コレクターがありません。
38 ノード名が定義されていません。
50 ユーザに権限がありません。
102 Systems Insight Manager レポジトリ エラー。
221 認証失敗。
222 中央管理サーバ (CMS) が初期化されていません。
224 システムのインストール エラー。
249 セッション マネージャに接続できません。
250 リモート例外。
252 ファイル入力解析エラー。
253 名前が重複しています。
254 Systems Insight Manager プロパティ ファイル エ
ラー。
例
次の例では、ファイル "new_nodes.xml" で定義されているノードが識別、追
加されます。
mxnode -a -f new_nodes.xml
ファイル "new_nodes.xml" の内容は以下のようになります。
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<node-list>
<node name="abc" host-name="abc.mycompany.com" />
<node>
<sw-attribute name="IPAddress">192.1.1.1</sw-attribute>
</node>
<node name="maple" />
</node-list>
次の例は、ノード "abc" をレポジトリから削除します。
mxnode -r abc
次の例は、Systems Insight Managerノード "abc" のすべての属性を詳細形式
で表示します。
mxnode -ld abc
出力は以下のようになります。
Node name: abc
Host name: abc.mycompany.com
IP addresses: 192.1.2.3
OS name: HPUX
OS revision: 11.00
OS revision text: 11.00
OS vendor: HP
Protocols: SNMP:1.0
GUID: 00000000864162de0f07e31d86c00000
Hardware device ID: 00000000864162de0f07e31d86b00000
Device type: UnixWorkstation
Device subtype: HP9000
Model: 9000/785
Added by: root
Added on: Sep 24, 2002 4:15:46 PM
Monitoring: Not suspended
OS description:
Preferred node name: LABabc
System description: Hardware: x86 Family
Contact: ph: 555-1234
Location: Bldg 6,Room123
Attributes locked: No
次の例は、レポジトリ内のすべてのノードについて、Systems Insight
Manager ノード属性のサブセットを表形式で表示します。
mxnode -lt
出力は以下のようになります。
NAME HOST NAME OS NAME ADDED ON IP ADDRESSES
abc abc.mycompany.com HPUX Sep 24, 2002 4:15:46 PM 192.1.2.3
verde verde.mycompany.com Linux Sep 24, 2002 4:15:47 PM 192.1.2.4
次の例は、ノードを XML 形式で表示します。
mxnode -lf abc
出力は以下のようになります。:
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<node-list>
<node name="abc" guid="..." host-
name="abc.mycompany.com">
<hw-attribute name="DeviceType">UnixWorkstation</hw-
attribute>
<hw-attribute name="DeviceSubType">HP9000</hw-attribute>
<hw-attribute name="Model">9000/785</hw-attribute>
<hw-attribute name="ProcessorFamily">pa-risc</hw-
attribute>
<sw-attribute name="OSName">HPUX</sw-attribute>
<sw-attribute name="OSVendor">HP</sw-attribute>
<sw-attribute name="OSRevision">11.00</sw-attribute>
<sw-attribute name="IPAddress">192.1.2.3</sw-attribute>
<sw-attribute name="ProtocolSupport">SNMP:1.0</sw-
attribute>
<sw-attribute name="Description">HP-UX phoenix</sw-
attribute>
<sw-attribute name="SystemName">abc.mycompany.com</sw-
attribute>
<managementpath-list />
</node>
</node-list>
例として、mxnode CLIをとおしてシステム/ノードの'PreferredNodeName'属性
を変更して見ましょう。
このシステムがLabシステムでるシステム名を"abc"から"LABabc"に変更した
いと思っています。
はじめに、'mxnode -lf >filename' コマンドでノードのXMLをダンプしま
す。
出力ファイルを編集します。
ファイルの現在のすべての属性をそのままにするか'PreferredNodeName'属
性を除くすべての属性を削除します(存在しない場合は追加する必要がありま
す)。
以下の例は、ノードabcのPreferredNodeName属性を変更したい場合、XML
ファイルどうなっているかを示しています。
ノード変更コマンド'mxnode -m -f filename'の入力ファイルとしてXMLファ
イルを使用します。
サンプルのXMLは、PreferredNodeName属性は検出と識別プロセスで上書きされ
ないように、3つすべての属性ロック フラグを'false'に設定しています。
この同じプロセスは、その他の属性の変更またはロック可能な属性の変更お
よびロックに使用できます。
<?xml version="1.0" encoding="windows-1252"?>
<node-list>
<node name="abc">
<sw-attribute name="PreferredNodeName">LABabc</sw-attribute>
<sw-attribute name="DefaultProtoSettings">false</sw-attribute>
<sw-attribute name="DefaultAttributeSettings">false</sw-attribute>
<sw-attribute name="DefaultSystemName">false</sw-attribute>
<managementpath-list />
</node>
</node-list>
ノード プロキシ/マネジメント パス(MPO)
ノードは、0またはそれに関連する多くのマネジメント パスを持つことができ
ます。 ノード マネジメント パス(MPO - Management Path Objects)は、
マネジメント ベースのその他の'proxy'タイプとしてWBEM CIMOMプロトコル識
別をアシストするために作成されます。
CIMOMに関連して、他のマネジメント データのソース ノードから直接来な
い場合、プロキシ タイプMPOは識別によってノードに追加されます。
このMPOは、WMIマッパー定義し扱うことができ、ネットワーク接続をサポー
トしないストレージ デバイスにプロキシとしてCIMOMをSMI-Sのベースとする
ことができます。
MPOは、サーバがマネジメント ネットワーク上のiLOと一緒にDMZの中にある
場合iLOをとおして、サーバのSNMPデータの取得にパスの定義をサポートでき
ます。
ノード上の2種類のMPOは、マネジメント エージェント(MAO)、およびマネジ
メント ルート(MRO)上にあります。
MAOの目的は、SNMPエージェント上のCIMOMなどのマネジメント エージェント
を定義およびサポートすることです。
MAOには、アクセスされるエージェント タイプ、ポート番号、およびIPアド
レス属性を含む、エージェントのアクセスに特化した情報が含まれています。
MROの目的は、エージェント(MAO)にアクセスするために必要な情報を提供し
ます。
MROは、すべての上のの中に常に関連するMAOを持っています。
与えられたノード上にあるMROは、MAOが同じノード上へにあるか、または
MAOが他のいくつかのノードへにあるかを示します。
MPO = Management Path Object
MRO = Management Route Object
MAO = Management Agent Object
次のXMLの例は、MAOとMROと一緒に1つのノードを示しています。
ノードのMPOは、XMLの<managementpath-list>ブロックに含まれています。
このリスト ブロックには、MROはMPOタイプかまたはMAOはMPOタイプかどち
らかを定義する'mpotype'属性を、各MPOがそれ自身の<managementpath>ブロッ
クに含んでいます。
以下のサンプルXMLのMROは、いくつかのほかのシステム上の関連するMAOを
持っています。
与えられたノードのMPOデータの追加、変更、または削除は、MPOデータがXML
入力で提供されたmxnode CLI 'modify'オプションのみ利用できます。
XML経由で与えられたノードのMPOデータの追加または変更について詳しく
は、"mxnode(4)" manpageを参照してください。
<?xml version="1.0" encoding="windows-1252"?>
<node-list>
<node name="abc" guid="..." host-name="..." monitoring="resume">
<hw-attribute name="DeviceType">Server</hw-attribute>
<sw-attribute name="PreferredNodeName">abc</sw-attribute>
<sw-attribute name="OverallStatus">NORMAL</sw-attribute>
<sw-attribute name="IPAddress">nn.nn.nnn.nn</sw-attribute>
<sw-attribute name="ProtocolSupport">WBEM:1.0</sw-attribute>
<sw-attribute name="ProtocolSupport">SNMP:1.0</sw-attribute>
<sw-attribute name="discovery.source">Ping</sw-attribute>
<sw-attribute name="DefaultProtoSettings">true</sw-attribute>
<sw-attribute name="DefaultAttributeSettings">true</sw-attribute>
<sw-attribute name="DefaultSystemName">true</sw-attribute>
<managementpath-list totalmpos="2">
<managementpath mpotype="MAO" mpoversion="1.0" maotype="WBEM_CIMOM" location="OnThisNode">
<nodeguid>nn...nn</nodeguid>
<nodename>abc</nodename>
<proxytype>WBEM_CIMOM</proxytype>
<portnumber>nnnn</portnumber>
<ipaddress>nn.nn.nnn.nn</ipaddress>
<protocol>https</protocol>
<maoluid>nnnnnnnnnnn</maoluid>
<interopnamespace>interop</interopnamespace>
<profilelist>
<profilename>Array</profilename>
<profilename>Server</profilename>
</profilelist>
<functionalprofilelist>
<profilename>Basic Read</profilename>
<profilename>Basic Write</profilename>
</functionalprofilelist>
</managementpath>
<managementpath mpotype="MRO" mpoversion="1.0">
<catagoryname>hpmxCimomMro</catagoryname>
<mroluid>nnnnnnnnnnn</mroluid>
<profilelist>
<profilename>Switch</profilename>
</profilelist>
<namespace>root</namespace>
<cimcspath>....</cimcspath>
<associatedmaoguid>nn...nn</associatedmaoguid>
<associatedmaoluid>nnnnnnnnnnn</associatedmaoluid>
<managementagent mpotype="MAO" maotype="WBEM_CIMOM" location="OnOtherNode">
<nodeguid>nn...nn</nodeguid>
<nodename>dpiwin5</nodename>
<proxytype>WBEM_CIMOM</proxytype>
<portnumber>nnnn</portnumber>
<ipaddress>nn.nn.nnn.nn</ipaddress>
<protocol>https</protocol>
<maoluid>nnnnnnnnnnn</maoluid>
<interopnamespace>interop</interopnamespace>
<profilelist />
<functionalprofilelist />
</managementagent>
</managementpath>
</managementpath-list>
</node>
</node-list>
注
(1) -m -f <filename>コマンドでノードを変更する場合、 XMLファイルに変更
する属性を含める必要があります。
ただし、3つの属性ロック フラグを含めて、3つすべての属性ロック フラグを
'true'または'false'に設定する必要があります。
後で、(false)に設定しようとしても、検出と識別プロセスが特定のシス
テム/ノード上で実行されてもロック可能な属性は上書きできません。
(2) mxnode -m -f <filename>コマンドを使用した特定のシステム/ノードの属
性をクリアする方法は、XMLファイルに属性を入れて、値にスペース1文字の属
性を与えることです。
(3) システム/ノード属性はXMLファイルで変更できますが、事前に定義された
すべてのシステム属性は、検出と識別プロセスで上書きされないようにロック
または保護されます。
変更およびロックされるシステム属性の全リストについては、前のドキュメ
ントの参照してください。
制限事項
本コマンドは、CMS上でのみ実行できます。
ファイル処理
Systems Insight Managerが入力ファイルを処理中にフォーマット エラーを検
出した場合、Systems Insight Managerは、入力ファイル上のSystems Insight
Manageドメインは変更されません。
Systems Insight Managerは、処理を割り込み、フォーマット エラーを説明
するエラー メッセージを表示します。
著者
mxnode は、HPにより開発されました。
参照(HP-UX)
mxnode(8)
参照(Linux)
mxnode(4)
参照(HP-UX)
mxngroup(1M)、mxauth(1M)、mxuser(1M)、mxinitconfig(1M)、
mxnodesecurity(1M)、mxnode(4)
参照(Linux)
mxngroup(8)、mxauth(8)、mxuser(8)、mxinitconfig(8)、
mxnodesecurity(8)、mxnode(8)