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HP Systems Insight Managerテクニカル リファレンス ガイド

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  検出と識別  |  hostsファイルの管理  |  hostsファイル拡張子   

hostsファイル拡張子

目次
索引
注意事項
はじめに
製品概要
お使いになる前に
検出と識別
自動検出の設定
検出一般設定の指定
検出テンプレートの管理
システムの手動追加
hostsファイルの管理
新規hostsファイルの作成
hostsファイルの編集
hostsファイルの削除
データベースへのhostsファイルのシステムの追加
HP Systems Insight Manager統合タスク用のhostsファイル インポート タスクの作成
hostsファイル拡張子
IP範囲
識別
システム タイプの管理
ユーザと認証
ネットワークとセキュリティ
システム、クラスタ、イベントの監視
ストレージ統合
タスクの使用法
デフォルト ツールの使用法
パートナー アプリケーション
レポート機能
システムとイベントの管理
トラブルシューティング
リファレンス情報
印刷用画面へ
用語集
ヘルプの使い方
 デフォルト値
 関連プロシージャ
 関連トピック

hostsファイルには、一般的に、IPアドレス、システム名、システム名のエイリアス、ユーザ コメントが含まれます。作成したhostsファイルにはシステムについての追加情報を含めることができます。この情報は、システムのhostsファイル エントリの前に、1つ以上のコメントとして表示されます。値が指定されなかった場合は、デフォルト値が使われます。以下のパラメータについては、デフォルト値が設定されています。

パラメータキーワード
システム タイプTYPE
SNMPタイムアウト SNMP_TIM
SNMP再試行回数 SNMP_RET
SNMP読み込みコミュニティSNMP_MON
SNMP書き込みコミュニティSNMP_CON

hostsファイルを修正して、あるエントリのデフォルト値を置き換えたり、すべての後続エントリのデフォルトを変更したりできます。hostsファイルで1つのシステム エントリの値を変更するには、次の例で示すように、hostsファイルでホストのエントリの前の行にコメントとして文を追加します。この文は、最初に見つかったシステムのみに適用されます。次の例では、デフォルトのTYPEが、システムEngProliantのサーバに変更されます。

キーワード文hostsファイル エントリ
#$IMXE:< Keyword=value > #$IMXE: TYPE=server
次に例を示します。#$IMXE: TYPE=server16.26.176.92 EngProliant.compaq.com EngProliant #ユーザのコメント

デフォルトをグローバルに変更し、次のファイル エントリとすべての後続エントリも変更するには、以下の例のような文を使用します。次のエントリのデフォルト値は「router」に変更されます。次の#$IMXE_DEFAULT文が値を変更するまで、「router」がすべてのエントリのデフォルト値となります。TYPEの単一インスタンスを#$IMXE文で変更すると、デフォルトは次のエントリのみで使用されずに「router」に戻ります。

キーワード文hostsファイル エントリ

#$IMXE_DEFAULT: < Keyword=value>

#$IMXE_DEFAULT: TYPE=router

次に例を示します。#$IMXE_DEFAULT: TYPE=router

16.26.176.92 BldRtr6.compaq.com BldRtr6 #ユーザのコメント

コメント付きエントリでキーワード パラメータを省略すると、現在のデフォルト値が使用されます。#$IMXE_DEFAULT文で新しいデフォルト値が設定されない限り、現在のデフォルトが常に標準のデフォルト値になります。"Management Processor"のように、2語以上をキーワードに使用する場合には、二重引用符でキーワード全体を囲みます。"server"のような1語のキーワードでは、引用符はオプションです。

次のファイルは、いくつかの文について説明しているhostsからの抜粋です。シャープ記号(#)で始まる説明は、hostsファイルに表示されません。


# Title:Systems in database
# Sorted by:IP address
# Date:28-Mar-00 2:29:31 PM 
# Author:administrator

システムEngProliantは、すべての現在のデフォルト値を使用します。追加のコメントは
ありません。

16.26.176.92 EngProliant.compaq.com EngProliant #ユーザのコメント
 
次の例のシステムtestServerのデフォルトは、TYPEです。
SNMPタイムアウトと 再試行のデフォルトがこのシステム用に復元されますが、testServer
にのみ適用されます。SNMP書き込みコミュニティ名のデフォルト値が変更され、testServer
にのみ適用されます。 

#$IMXE:TYPE=Server 
#$IMXE:SNMP_TIM=0 SNMP_RET=0 SNMP_MON=public SNMP_CON=private 
16.26.160.20 testServer.compaq.com testServer

次の例におけるシステムBldRtr1のデフォルトはすべて、testServerと同じです。
ただし、この値はグローバルなデフォルトではないので、指定する必要があります。
これらの変更はBldRtr1にのみ適用されます。

#$IMXE:TYPE=Router 
#$IMXE:SNMP_TIM=0 SNMP_RET=0 SNMP_MON=public SNMP_CON=private 
16.26.160.23 BldRtr1.compaq.com BldRtr1

システムBldRtr5では、検出で使用されるTYPEとプロトコルは現在のデフォルトから変更され
ました。残りのキーワードのエントリは存在しないので、SNMPタイムアウト、再試行回数、
およびコミュニティ名には標準のデフォルトが適用されます。

#$IMXE:TYPE=Router 16.26.160.24 BldRtr5.compaq.com BldRtr5

システムAcctServerでは、TYPEのみが現在のデフォルトから変更されました。

#$IMXE:TYPE=Server 
16.26.176.36 AcctServer.compaq.com AcctServer #ユーザのコメント

TYPEのグローバル デフォルトが「Unknown」から「Router」に変更されました。
TYPE文を使用して他のタイプを指定するか、またはデフォルトに戻すまで、
その後のすべてのエントリは「Router」として識別されます。

#$IMXE_DEFAULT:TYPE=Router 
16.25.176.38 FloorRtr2a.compaq.com FloorRtr2a #ユーザのコメント

次のホスト エントリのデフォルト値は管理プロセッサに変更されました。
これは引用符で囲まれています。
#$IMXE:TYPE="Management Processor" AcctSvriLo.compaq.com 
16.25.176.37 AcctSvriLo #ユーザのコメント

...

デフォルト値

hostsファイルでパラメータが欠落している場合は、デフォルトが適用されます。

キーワード説明
TYPE

アプリケーション、クラスタ、複合体、デスクトップ、エンクロージャ、環境モニタ、ハンドヘルド、ハブ、KVMスイッチ、管理プロセッサ、ノートブック、パーティション、配電ユニット(PDU)、電源装置、プリンタ、ラック、リソース パーティション、リモート アクセス デバイス、ルータ、サーバ、共有リソース ドメイン、ストレージ デバイス、スイッチ、テープ ライブラリ、Thinクライアント、UPS、不明、非管理対象、>ワークステーション

各システム タイプの詳細については、自動検出の設定 - システム タイプを参照してください。

不明(デフォルト)
DMI

0

1

無効(デフォルト)

有効

SNMP

0

1

無効(デフォルト)

有効

HTTP

0

1

無効(デフォルト)

有効

SNMP_TIM

0

0より大きい値

システム デフォルト(デフォルト)

SNMP_RET

0

0より大きい値

システム デフォルト(デフォルト)

SNMP_MON

Public

<コミュニティ名>

読み取り専用(デフォルト)

SNMP_CON

<コミュニティ名>

デフォルトなし

関連プロシージャ

 検出と識別 - hostsファイルの管理

関連トピック

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