HP WBEM Management Providersを使用すると、システム設定とステータスをリモートで監視することができます。Management Providersは、使用されているシステムについての情報を報告します。情報は、Webベース エンタープライズ管理(WBEM)業界標準プロトコルを使用して提供されます。HP Systems Insight Managerを使用した中央管理サーバ(CMS)は、情報を収集、整理し、レポートで示します。それによって、システムの使用を監視し、問題をトラブルシューティングすることができるようになります。
管理プロバイダ パッケージには、HP WBEM Servicesパッケージに組み込まれる一連のプロバイダ モジュールが含まれています。プロバイダは、ハードウェアとオペレーティング システムについての追加情報を提供することで、HP WBEM Servicesパッケージの基本機能を拡張します。
プロバイダ パッケージは、WBEMの照会に対して、次のカテゴリの情報を提供することができます。詳細についてくは、別途用意されている『HP WBEM Provider Data Sheets』 を参照してください。
電源装置:名前、ID、説明、ステータス、および可用性。
ディスクSMARTセンサ:システム、ステータス(オンライン、障害/アサート、不明)。
ディスク ドライブ:ID、機能、サイズ、ブロック サイズ。
ディスク パーティション、論理システム、論理ディスク:ID、ブート可能、およびタイプ。
物理メモリ:説明、バンク レベル、容量、およびメモリ タイプ。
物理メモリ統計情報:シングル ビット エラー、ダブル ビット エラー、および事前障害予測インジケータ。
ネットワーク アダプタ:アドレス、速度、最大速度、デュプレックス インジケータ、および受信済みならびに転送済みオクレット数。
PCIシステム:ID、ベンダ、猶予時間、および待機時間。
物理メディア:名前、ホット スワップ機能、容量、メーカ、モデル、シリアル番号、バージョン、およびその他の情報。
SCSIコントローラ:ID、名前、説明、およびプロトコル。
HP WBEM Providersは、http://www.hp.com/jp/hpsim/のLinuxリンクから入手可能です。その他のHP装置およびオペレーティング システム用のWBEM Providersも、別途入手可能です。
WBEMは、SNMPネットワーク管理プロトコルを置き換えるものです。WBEM providersは、管理対象システムについての情報を公開するSNMPエージェントと似た役割を実行します。HP Integrityサーバは、HP SNMPエージェントを使用してリモートから管理することもできます。HP SNMPエージェントは、別途、http://www.hp.com/jp/hpsim/から入手することができます。
WBEM Providers for Linuxの詳細については、HPのWebサイトhttp://h20293.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do?productNumber=WBEMLINUX(英語)を参照してください。
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