このセクションには、クラスタ全体の情報が表示されます。また、各ノードで動作するクラスタ サービスのステータスや各ノードの共有リソースの最悪の場合のステータスも表示されます。
以下の情報が表示されます。
このセクションには、クラスタ メンバー(ノード)となっているシステムに関する情報が含まれています。ノード名、ノード上で実行されているクラスタ サービスのステータス、および共有リソースのステータスが表示されます。クラスタ サービスのステータスの値は次のとおりです。
アップ - このノードは、クラスタのアクティブ メンバーとして動作しています。動作中のノードはクラスタ データベースに応答し、グループのホストとなって、グループを管理することができます。さらにクラスタ内の他のノードと通信することもできます。
一時停止 - このノードは、クラスタのアクティブ メンバーとして動作していますが、リソースまたはリソース グループのホストとなることはできません。このノードは動作中ですが、クラスタ動作は休止しています。通常、ノードがメンテナンス中にこのステータスになります。
結合 - このノードは、クラスタを結合しています。これは、短時間だけ現れるステータスです。
ダウン - このノードは、クラスタを再結合しようとしているか、もしくは、ダウンしています。ダウンしているノードは、アクティブなクラスタ メンバーではなく、動作中かどうかは不明です。クラスタ サービスは起動した後で障害が起きたり、障害のために正しく起動しない可能性があります。
不明 - エラーが起きたために、ノードの正しいステータスが判断できないか、ノードのステータス情報を利用できないことを示しています。
ここには、セクション タイトルにリソース グループごとのクラスタ リソースがグループ名で表示されます。表示される情報は以下のとおりです。
名前には、リソース名とリソースのステータスに関連するカラー ステータスが表示されます。
ステータスには、リソースの現在のステータスが表示されます。表示される情報は、以下のいずれかです。
オンライン - リソースはオンラインで、正常に動作しています。
オフライン - リソースはオフラインです。
オンライン待機中 - リソースはオンライン動作になるまでの待機中です。
オフライン待機中 - リソースはオフラインになるまでの待機中です。
障害 - リソースに障害が起きました
不明 - リソースからまだ応答がなく、正確なステータスは不明です。
種類には、クラスタ サービスによって検出されたリソースの種類が表示されます。
所有者には、現在このリソースを所有しているクラスタ内のノード名が表示されます。
識別には、リソースのタイプに応じた情報が表示されます。タイプが物理ディスクの場合、ドライブ名と物理IDが表示されます。複数のディスクの場合、表示される情報は、 サーバでそのディスク用として入力された物理IDか、IDを入力しなかった場合、シリアル番号が表示されます。タイプがIPアドレスの場合、IPアドレスが表示されます。その他のタイプは、N/Aと表示されます。
ここには、クラスタ ノードに接続されたネットワークに関する以下の情報が表示されます。
名前には、ネットワーク名が表示されます。
役割には、クラスタによる通信にネットワークがどのように使われるかが表示されます。表示される役割は、以下のいずれかです。
内部 - ネットワークは、クラスタの内部通信に使われています。
クライアント - ネットワークは、クライアント システムをクラスタに接続するために使われています。
クライアント/内部 - ネットワークは、クライアント システムの接続とクラスタの内部通信に使われています。
なし - ネットワークは、クラスタの通信用に使われていません。
ステータスには、ネットワークの現在のステータスが表示されます。表示されるステータスは以下のいずれかです。
オンライン - ネットワークはオンラインで、正常に動作しています。
オフライン - ネットワークはオフラインです。
パーティション分割 - ネットワークは動作中ですが、ネットワーク上の2つ以上のノードが通信できません。たいていは、パス固有の問題が起きています。
利用不可 - ネットワークの役割がなしになっているため、クラスタがネットワークを利用できません。
不明 - ネットワークからまだ応答がなく、正確なステータスは不明です。
アドレス マスク には、ネットワークで使用されているアドレス マスクが、データ転送の種類に応じた形式で表示されます。
説明には、ネットワークの説明を入力してある場合、その説明が表示されます。
ここには、クラスタの内部接続に使用されるアダプタに関する情報が表示されます。
ネットワークには、ネットワーク名が表示されます。
アドレスには、内部接続で使用されるアドレスが、データ転送の種類に応じた形式で表示されます。
転送には、内部接続に使用されるネットワークの転送プロトコルが表示されます。
ノードには、アダプタがインストールされているシステムの名前が表示されます。
物理ID には、インタフェース カードの物理的なID表示(名前、カードのスロット番号およびベースI/Oアドレス)が表示されます。
ここには、マネジメントエージェント クラスタ ソフトウェアのファイル名、バージョン番号、および説明が表示されます。