このウィンドウには受信エラーと送信エラーの情報が表示されます。ハードウェアおよびサポート ソフトウェアから取得できない情報は、 N/Aと表示されます。
エラー総数は、 このインタフェースに受信したユニキャスト パケット、非ユニキャスト パケット、廃棄パケット、エラー パケット、およびプロトコルが不明のパケットの数を表示します。この値はインタフェースに受信したパケットの総数です。1つのNICは複数のインタフェースを収容できるため、この値は、必ずしもNICが受信したパケット総数を表しません。
この項目が0になっている場合は、総受信パケット数が0であるか、ハードウェアまたはサポートするソフトウェアから情報を取得できないことを示しています。
アライメント エラー数は、 ネットワーク インタフェースをサポートするソフトウェアがロードされた後に、このインタフェースで発生したアラインメントエラー数を表示します。フレームのアラインメントは、パケットが巡回冗長検査(CRC)に失敗したときに受信側によってチェックされます。アラインメントされていないパケットは8ビット境界で終了しません。すべてのパケットは一定数のバイトからなり、定義されたバイト数で終了しなければなりません。バイト境界で終了しないパケットは、アラインメント チェックに失敗します。
FCS エラー数は、 ネットワーク インタフェースをサポートするソフトウェアがロードされた後にこのインタフェースで発生したフレーム チェック シーケンス(FCS)エラー数を表示します。FCSフィールドには、4バイトの巡回冗長検査(CRC)値が入ります。送信側のステーションは、パケットを送信している間CRCを計算します。CRC値はFCSフィールドに入れられます。受信側のステーションは、パケットを受信している間CRC を計算し、結果の値をFCSフィールドの値と照合します。両方の値が一致しない場合、FCSエラーが発生したことになります。
これらのエラーを切りわけ、解決してください。FCSエラーを引き起こす2つの主要な原因は、 ケーブリングとコンポーネントの問題です。
FCSエラーが起きたら、アラインメント エラーまたは遅延コリジョンエラーが発生していないかを調べてください。CRC/アラインメント エラーの原因としては、電磁妨害による短絡やノイズなどのケーブル上の問題が最初に考えられます。遅延コリジョンは、多くの場合不適切な(ケーブル仕様に準拠していない)ケーブリングに起因しています。ネットワーク上で遅延コリジョンまたはCRC/アラインメント エラーの件数が増加している場合には、以下に示すケーブル上の問題がないかどうかを確認してください。
過大フレーム数は、 ネットワーク インタフェースをサポートするソフトウェアがロードされた後に受信側ステーションが発見したこのインタフェースの過大フレームの件数を表示します。不正パケットが処理されるのを防止するために、受信側ステーションは、パケットのフレーム サイズを含むいくつかの特性を調べます。フレーム サイズが1518 バイト(FCSフィールドを含む)を超えている場合には、過大フレームとなります。ネットワーク上で過大フレームが発生した場合は、次の手順を実行してください。
最新版のLANドライバを使用しているかどうかを確認してください。 過大フレームは、LANドライバが適切でないために発生することがあります。
ルータを調べてください。ルータが2つの異なるタイプのネットワークを 接続しており、いずれか一方に適正なフレーム サイズを強制していない場合には、不正な長さのフレームが送られる可能性があります。 ルータの製造元に問い合わせてください。
ネットワーク アナライザを使用して、 不正フレームの送信に関係しているNICを見つけてください。 フレーム ヘッダ内の48ビット ソースアドレスを調べると、問題のNICをつきとめることができます。
MAC 受信エラー数は、 画面に表示されるどの分類にも該当しないエラーがこのインタフェースで起きた場合にそのつど増分されます。この項目は、 たとえば、短すぎるフレームが検出されたときに増分されます。このタイプのエラー件数が多すぎる場合には、ネットワーク アナライザを使用して、短フレーム エラーがないかを確認してください。NICを交換する必要があるかもしれません。
送信エラー数は、 このインタフェースから送信したユニキャスト パケット、非ユニキャスト パケット、廃棄パケット、およびエラー パケット の数を表示します。この値はインタフェースから送信したパケットの総数です。1 つのNICは複数のインタフェースを収容できるため、 この値は、必ずしもNICが送信したパケット総数を表しません。
この項目が0になっている場合は、送信パケット総数が0でなければ、 ハードウェアまたはサポートするソフトウェアから情報を取得できないことを示しています。
キャリア検出エラーは、 ネットワーク インタフェースをサポートするソフトウェアがロードされた後にこのインタフェースから送信されたフレームのうち キャリア検出エラーが発生したフレーム数を表示します。キャリア検出信号は、データ ステーションが、他のステーションが送信中 であるかどうかを検出するために継続して行う活動です。キャリア検出エラーは、ステーションがフレームを送信したのに、 そのステーション自身の信号をワイヤ上で検出しない場合に検出されます。
遅延コリジョン数は、 ネットワーク インタフェースをサポートするソフトウェアがロードされた後にこのインタフェースで発生した遅延コリジョンの件数を表示します。遅延コリジョンはケーブリングに問題があることを示す兆候です。遅延コリジョンは、パケットに64バイトまたはそれ以上のバイトが送られたために発生したコリジョンです。
遅延コリジョンは、セグメントの長さがワイヤリング仕様の許容限度を超えているために発生することがあります。たとえば、10Base-2ワイヤリング(Thinnetとしても知られています)を使用している場合、セグメントの最大長は185メートルです。
ステーションは、64バイトを送信し終えた時点で、自分がケーブル セグメントの制御権を持っているものと信じます。もし、セグメントの末端にある別のノードがこのパケットの存在を知らずに送信すると、このパケットは、最初の64バイトの送信後に行われる最初の転送とコリジョンしてしまいます。 after the first 64 bytes have been sent.
セグメントの長さが許容される最大長を超えていないかを確認してください。
Ethernetネットワークでは、ケーブル接続の問題がどこで起きているかを見つけることは非常に難しいため、問題が解決するまでEthernetセグメントを短く(ネットワークの一部を切り離して、問題を切り分ける)して、次に問題がもう一度起きるところまでネットワークを延長してください。 the network until the problem recurs.
過剰コリジョン数は、 ネットワーク インタフェースをサポートするソフトウェアがロードされた後にこのインタフェースで発生した過剰コリジョンの件数を表示します。ステーションは送信を最大16回まで試みてだめな場合は、送信の試みを中止しなければなりません。中止が起きると、このカウンタの数値が増えます。
過剰コリジョンおよび送信遅延の件数が増加した場合は、ネットワークが絶え間なく使用されており、LANのこのセグメントが過度に混雑していることを示しています。LANを再構成するか、またはデバイスにNICを追加して、トラフィックを緩和する必要があります。たとえば、1本のEthernetバス上に100台のステーションが接続されているような場合は、デバイスにNICを1つ追加することによって、イーサネット バスを2つに分ける方法が考えられます。このようにして、ステーションを50台ずつ2本のバスに分けることにより、負荷のバランスをとることができます。孤立した2〜3台のステーションがトラフィックを形成している場合には、それらのステーションを別のバスに接続する方法もあります。
不良コンポーネントは、過剰コリジョンの原因になることがあります。以下に示すケーブリング上の問題がないかどうかを確認してください。
MAC 送信エラー数は、画面に表示されるどの分類にも該当しないエラーがこのインタフェースで起きた場合にそのつど増分されます。MAC送信エラーの件数が多すぎる場合には、NICの問題が考えられます。ケーブリングを確認してください。NICを交換する必要があるかもしれません。
多重 コリジョン フレーム数は、ネットワーク インタフェースをサポートするソフトウェアがロードされた後にこのインタフェースで発生した多重コリジョンの件数を表示します。多重コリジョン件数とは、送信に成功するまでにコリジョンが複数回起きたフレーム数です。これらのエラーは、ネットワークのトラフィックが中位の状態〜混雑した状態にあることを示しています。多重コリジョンの件数が増えてくると、過剰コリジョンのカウントが上昇します。
単一 コリジョン フレーム数は、ネットワーク インタフェースをサポートするソフトウェアがロードされた後に、このインタフェースで発生した単一コリジョンのフレーム数を表示します。単一コリジョンフレーム数とは、コリジョンが一回起きただけで送信に成功したフレーム数です。これらのエラーは、ネットワークのトラフィックが空き状態から中位の状態にあることを示しています。単一コリジョンの件数が増えてくると、多重コリジョンのカウントが上昇します。
送信 遅延フレーム数は、メディアの混雑が原因で送信前に遅延させられたフレーム数、つまりネットワーク インタフェースをサポートするソフトウェアがロードされた後のこのインタフェースの送信遅延件数を表示します。衝突が起きたフレーム数は含まれません。送信前に待たされたフレーム数が数えられます。
送信遅延は、NICが送信を断念するほどネットワークの混雑が激しい場合に発生します。ネットワークがこの状態にあると、多重衝突と過剰衝突の発生件数も非常に多くなります。
送信遅延は、LANのこのセグメントが過度に混雑していることを示しています。LANを再構成してトラフィックを緩和する必要があります。たとえば、1本のイーサネット バス上に100台のステーションが接続されているような場合は、デバイスにNICを1つ追加することによって、イーサネット バスを2つに分ける方法が考えられます。このようにして、ステーションを50台ずつ2つのバスに分けることにより、負荷のバランスをとることができます。独立した2〜3台のステーションがトラフィックを形成している場合には、それらのステーションを別のバスに接続する方法もあります。