スレッド数: プロセスで現在動作中のスレッドの数を示します。 命令は、プロセッサ内の実行の基本単位で、スレッドは命令を実行するオブジェクトです。 実行中のプロセスにはすべて最低1つのスレッドがあります。
プライベート バイト数: プライベート バイト数は、このプロセスが割り当てた、他のプロセスと共有できない現在のバイト数を示します。
ページ ファイル バイト数: ページ ファイル バイト数は、このプロセスがページング ファイル内で使用していた現在のバイト数を示します。 ページング ファイルは、他のファイルに含まれないプロセスによって使われているメモリのページを格納するために使われます。 すべてのプロセスは、ページング ファイルを共有し、ページング ファイル内にスペースがない場合、他のプロセスがメモリを割り当てることができません。
ワーキング セット: ワーキング セットは、このプロセスのワーキング セット内の現在のバイト数を示します。 ワーキング セットは、プロセス内のスレッドによって最近使われたメモリ ページのセットを示します。 コンピュータ内の空きメモリがスレッショルドを超える場合は、ページはプロセスが使用していなくてもプロセスのワーキング セット内に残ります。 空きメモリがスレッショルドに満たない場合、ページはワーキング セットから取得されます。 これらのページが必要な場合、メイン メモリから離れる前にワーキング セットにソフト フォールトで戻されます。
プロセッサ時間率: プロセッサ時間率は、このプロセスがプロセッサを使って命令を実行するすべてのスレッドの経過時間のパーセンテージを示します。 命令とは、コンピュータ内での実行の基本単位のことで、スレッドは命令を実行するオブジェクト、プロセスはプログラムの実行時に作成されたオブジェクトのことです。 一部のハードウェア割り込みやトラップ条件を処理するために実行されるコードがこの数字に含まれます。 マルチ プロセッサのマシン上では、このカウンタの最大値は、プロセッサ数の100%倍です。
プロセッサ優先時間率: プロセッサ優先時間率は、優先モードでプロセスのスレッドがコードの実行に使用した経過時間を示します。 Windows NTシステムのサービスがコールされると、サービスはシステム固有のデータにアクセスするために優先モードで動作することがよくあります。 この種のデータは、ユーザ モードで動作するスレッドによるアクセスからは保護されています。 システムへのコールは、ページ フォールトや割り込みのように明示的なものの場合と黙示的なものの場合があります。 一部の初期のOSとは異なり、Windows NTは、従来のユーザ モードと優先モードによる保護に加えて、 サブシステムの保護のためにプロセス境界を使用します。 これらのサブシステム プロセスは、追加の保護機能を提供します。 従って、Windows NTがユーザのアプリケーションのために実行した作業が、ユーザのプロセス内の優先時間の他に他のサブシステムのプロセスに現れることがあります。
ページ フォールト率: ページ フォールト/秒は、このプロセスでスレッドを実行中に起きるページ フォールトのパーセンテージを示します。 ページ フォールトは、スレッドがメイン メモリ内のワーキング セットにない仮想メモリ ページを参照する場合に発生します。 これによって、そのページがスタンバイ リストにあり、従って既にメインメモリにある場合、またはページがそのページを共有する別のプロセスで使用されている場合、ページがディスクから取得されることはありません。
パフォーマンス オブジェクト ステータス: 各オブジェクト インスタンスのステータスは、全体のパフォーマンス オブジェクト ステータスに集約されて表示されます。